Novel-11-
□X'mas
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「………不動、これ…何だ?」
「…け、ケーキだ」
(作れるとは思ってなかったがまさかここまでとは
・・・・そうだ!)
「…材料も余ってるし作り方教えてやる」
そう言って口角をあげて笑う鬼道。
「…誰がお前なんかに」
(一対一で教わるとか緊張するな)
「まぁそう言うな」
「チッ…しょうがねぇな」
(やべーっ!手とか触れたらどうしよう)
「不動…それは塩だ、こっちが砂糖」
(塩と砂糖を間違えるってどんなドジっ娘だ…//)
「えっ…し、知ってる!」
(あぁ不動可愛いな…//)
「お前は生クリーム作ってくれ」
「あぁ!」
(これなら混ぜるだけだし俺でもできるぜ)
「・・・・・不動。何でこんなに飛び散るんだ」
不動の顔をみて問う。
「いや、ふつーに混ぜてただけなんだけどな…」
「まったく…
不器用なヤツだな」
鬼道は不動の顔についた生クリームを舐める。
「なっ///」
(うわぁーっ、な、何だ)
「甘いな」
「ぁ、ああああ当たり前だろっ//」
(あぁぁぁ可愛すぎる//…ちょっとからかうだけのつもりだったが我慢できそうにないな)