Upside down Library

□銀河一の
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「うーむ」


「上杉ィ、ちっさい脳でなーに考えてんのっ」


「あぅっ、何すんだよォ」


俺様、上杉秀彦は只今愛しい人へのプレゼントを考え中だ。
真剣だというのにアヤセは俺様をからかって小突き、笑う。


「今日はなんじょーの誕生日だろ。何あげりゃいいか解んなくてさァ」


「上杉、まだ渡してないの?因みにアタシはノートとペンあげたよ。」


「意外と平凡なのね」


「馬鹿杉。ノートもペンも日本一売れてるヤツを選んだんだから!マキちゃんは山岡さんを粘土で作ってあげてたよ。あんたも早く決めなさいよー?ばいばーい」


「そうか、皆、自分なりのもんプレゼントしてるのか。」


俺様は、何をあげたらいいの。
世界一、日本一の何か?
いやいや、そんなもん買える金なんかねェし。


「…あ!そーだ!」





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