Upside down Library
□銀河一の
2ページ/3ページ
「うーむ」
「上杉ィ、ちっさい脳でなーに考えてんのっ」
「あぅっ、何すんだよォ」
俺様、上杉秀彦は只今愛しい人へのプレゼントを考え中だ。
真剣だというのにアヤセは俺様をからかって小突き、笑う。
「今日はなんじょーの誕生日だろ。何あげりゃいいか解んなくてさァ」
「上杉、まだ渡してないの?因みにアタシはノートとペンあげたよ。」
「意外と平凡なのね」
「馬鹿杉。ノートもペンも日本一売れてるヤツを選んだんだから!マキちゃんは山岡さんを粘土で作ってあげてたよ。あんたも早く決めなさいよー?ばいばーい」
「そうか、皆、自分なりのもんプレゼントしてるのか。」
俺様は、何をあげたらいいの。
世界一、日本一の何か?
いやいや、そんなもん買える金なんかねェし。
「…あ!そーだ!」
.