企画
□気づいた気持ち
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『土方さん。いい加減タバコとマヨネーズやめた方がいいですよ。』
ぷーっと頬を膨らませているのは、女中として真選組で働いてる私。洗濯物を干しながら近くでタバコをふかしてる土方に話しかける。
「いいんだよ。」
『良くないです。倒れられたら近藤さん達が困りますよ。』
バスタオルをバサッと広げ物干し竿に干そうと両手を上げると、後ろから抱き締められた。
「お前は困らないのか??」
『…はい??』
「お前は俺がいなくて困らないのか??俺はお前がいなきゃ困るんだが。」
『そうですか。』
するりと土方の腕から抜け再び洗濯物を干し始める。
「……で、結局どうなんだよ。」
土方ももう一本タバコをふかし始めた。
『んー。』
空になった洗濯籠を片手に持ち、もう片手で土方が口にくわえているタバコを取り上げた。
「おい。『タバコやめてくれたら教えてあげます。』
END
「無理だ。」
『そしたら一生教えません。』
「強引に聞き出すまでだ。」
『ちょっ…///』