企画
□渡したい物
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『まさしっ!!』
「ん??」
まおの呼び掛けに前を歩いていたまさしが振り返る。
『とーう!!』
そのとたんまさしに思いっきり抱きついたら、二人一緒に倒れ込んでしまった。
ギューッと抱きついてくるまおを引き剥がそうとして頭を押さえる。それでも離れようとしないまおにため息をつきわしゃっと髪を撫でた。
「どうしたんだ??」
『んー…これっ。』
取り出したのはシルバーのネックレス。
「それ…どうしたんだ??」
『あげる。』
「はっ!?」
『なんか、まさしに似合うなーって思って。だから、あげるっ。』
「…、サンキューな。」
くすっと笑って体を起こしまおを正面から抱き締めた。
「つけて。」
『りょーかいww』
END