アヴァロンコード
□ひととき2
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「ネアキー。」
暇だと言わんばかりにネアキにすりよってくる。
「……。」
「おーい。聞いてる??」
ネアキの顔を覗き込み目が合った。
「……///。あー(近い)。」
ぷいっと目をそらしてしまう。
「なんだよ。」
ふて腐れながらもネアキに抱きつく。
「あーあー(暑い、離れろ)。」
レンポから逃げようとするが枷が邪魔して逃げられない。
「なぁ…。」
いきなりの落ち込んだ声に驚き振り向いた。
「ネアキは…俺がいなくて寂しくなかったのか。」
深く見つめられた瞳がそらせない。
「ぁ-(寂しかったに)…ぁ-(決まってる)。」
顔を赤く染めてうつ向きながら細々答えた。
「あー(でも)…。…あー(らしくない)。」
レンポのほうを向き直し付け足す。
「ネアキ…。もうちょっとこうしてていいか?」
「あー(お調子者)。」
「ダメかぁ〜。」
離れようとするレンポを引き留める。
「あー(でも)、ぁ-(嫌じゃない)。」
END
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