アヴァロンコード
□ひととき
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「ミエリ…会いたかったですよ。」
ミエリを後ろから抱き締めながらウルが呟く。
「うん。私も。何年ぶりかなぁ。」
言いながらウルに体重をかける。
「895年ぶりです。」
「よく覚えてるね。」
ふふっと笑う。
「はい。ミエリに会えるのを今か今かと待ってましたから。」
愛しくなり抱き締める力を強める。
「キツいよ。」
「もうちょっとこういさせてください。もうすぐ我々はまた封印されてしまうのですから。」
「しょーがないなぁ。」
END
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