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□きのこ狩りじゃー
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「あった!あった!!あったとよー!!」
サファイアが真っ赤で斑点のあるきのこを持ってルビーのもとに駆け寄ってきた。
「サファイアっ。それは違うと思う。」
「でも、美味しそうったい。」
「絶対食べちゃダメだよ。」
サファイアからきのこを奪い取るように受けとるとポイッと捨ててしまった。
「あ゛ー。せっかく採ってきたのになんばしよっと。」
「なんだよ。君は毒きのこを人に食べさせる気なのかい?」
「ど…。ち、違うったい。」
サファイアがルビーの捨てたきのこを大事そうに拾う。
「これは…食べたら大きくなれるマリ●のきのこったい!」
目を輝かせてきのこを頭の上にのせる。
「…………。サファイア。」
「そんなのこの世にないから。」
呆れ顔で呟いたルビーの言葉は騒いでるサファイアの耳には届かなかった。
END
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