本棚(短編)
□Sexueller Geschmack(ゼクスエルァ ゲシュマック)
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三橋は脚の見えるスカートを履かない。
理由は解らないが、彼氏としては、偶にはミニスカート姿なんかも見てみたい。
「なぁ、なんでズボンか長いスカートしか履かねぇの?」
部活の帰り道2人きりになった時に聞いてみた。
オレは結構自分の欲望に忠実だ。
まぁ、田島程じゃねぇけど。
んで、返ってきた答えが
「脚太い、し、キタナイカラ」
だと。
てっきり、よく転けてたりするから擦り傷や痣だらけなのかと思ってた。
だから、余計にミニスカ姿が見たくって、三橋には効果抜群の「お願い」を強請ってみた。
三橋の嘘吐き。
食ったモンの栄養全部乳に行ってんじゃねぇか?ってくらいスゲ細いし白い脚してんじゃん!!
あぁ…オレ足フェチじゃないはずだけど、しばらく白い脚がチラついてオカズには困らねえな…
なんて、とても彼女にはバラせないことを考えていた。