おはなし
□七夕。
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今日は七夕。
みんなは、何をお願いするのでしょう?
優一「おいおい!職員室の前に七夕の笹あるんだぜ!短冊書き行こうぜ!」
信吾「書きたい!」
晴陽「俺も!」
景「俺は、いかね。」
球太「俺もう書いた。」
優一「じゃあ行くか!」
優一と信吾と晴陽は職員室に向かった。
信吾「野球がうまくなりますように。」
優一「信吾真面目だな。俺は、せんべいがいっぱい食べれますようにって書いたぜ。すごいだろ!」
信吾「…………。そういえば、はるひんはなんて書いたの?」
優一「どうせ野球のことだろ!この真面目野郎っ!」
晴陽「お願いだから見んな!」
優一「無理ー!もーらい!」
信吾「僕にも見せてー!」
優一「……………。」
信吾「ゆうちゃんどうしたの?え?」
優一「…景といっぱい話せますように。……。」
晴陽「そ…それはっ。あの……」
優一「はるひんキモ」
信吾「ゆうちゃん!お願いはみんなそれぞれ違うからさ!はるひんの真剣なお願いだから笑ったら失礼だよ!」
晴陽「信吾ー…っ。お前いいやつだな………。信吾好きだぁぁ(泣)」
信吾「やだやだっ好かないで!」
優一「はるひんは面白い奴だからな!俺は素敵なお願いだけど♪」
晴陽「…せんべいなんて買えばいいじゃん。」
優一「なんだとー!」
信吾「それよりさ、球太の短冊探そうよ!」
優一「それもそうだな。」
晴陽「あったぞ!なになに……?」
優一「試合に出れますように。あいつらがもっと大人しくなりますように?」
晴陽「あいつらって俺たちか……」
優一「うん……」
信吾「ねぇねぇ!景の短冊もあるよ!」
優一「あいつ書いてたんだな!」
晴陽「ぜひ見たいです。」
信吾「野球うまくなりますように。あいつらといつまでも友達でいたい。だって」
晴陽「景っっ〜(泣)泣けるぜっ!」
信吾「景すごいね!」
優一「裏にもあるよ。えっと……あの子がずっとそばにいますように?」
晴陽「……………。」
信吾「はるひん元気出して!」
教室に帰ってからも晴陽は無言でした。
信吾「景の短冊に書いてあったあの子って?」
景「見たのか!あれは、ベース(ペット)だよ。」
晴陽「まじか…………!いぇいっ!」
優一「はるひん狂った。」
信吾「みんなのお願い叶うといいね…。」
今日は七夕。
みんなの願い事叶いますように…