サプリメント
□恩返し
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ダメージも抜けて
練習に復帰してから、間も無くのこと。
「よっ、青木村!」
調度、仕事が終わったんだろうくらいの時間に、
山路がジムを訪ねてきた。
「その青木村ってのやめろ。」
青木はそう言って
山路の肩にバシッと手を乗せた。
「イテェっつの!バカかお前は…!私一応、女だぞ!?もう少し丁寧に扱い賜え。」
「あぁん?何言ってんのか聞こえねぇなぁ…?」
「なんだと!?このクソガエル…!!!」
…相変わらず山路が来たら
賑やかなこった。
ここの練習生じゃなくなってから
随分と時間が経ってるのにな。
完全に馴染んでやがる。
あぁやって青木と一緒に暴れてても
不自然に見えねぇんだもんな。
「あっ、葵っ…!貴様、ここに来て俺様に一番に挨拶に来ねぇってなぁ、いい度胸だな…?」
「だーれがアンタに挨拶なんかするか。」
「こんのアマ…今日と言いこの間と言い生意気な…!犯すぞ!」
「へいへい。今参りましたよ。」
・・・、
ああやって
鷹村さんを相手にしないのも、
…相変わらずだな。
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