東方怠惰談〜幻想入り〜

□没落「小さな禍の欠片」
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レミリア
「そうそう、寝る前に……」



公真
「歯磨きですか?」



レミリア
「公真、あんた何型?」



公真
「どちらかと言うと……夜型ですかね。昼も好きですけど」



レミリア
「そうじゃなくて血よ、血液型」



……素で意味を間違えてしまった。



公真
「血は……A型ですね」



レミリア
「A型……か。A型の血は苦いのよね……」



血って全部鉄みたいに苦い味だと思うんだが……



レミリア
「覚えといて。私はB型の血が好きなの」



……それを俺に伝えてどうすんだ?



レミリア
「じゃあね。お休みなさい」



言いたい事だけ言って部屋に戻ろうとするレミィ様。



俺の兄貴はB型なんだが……どうでもいいか。



さて、今日はどうするかな……



ズシ……



と、今日一日の予定を考えていると急に地響きが鳴った。



妖精メイド達も少し驚いている。



レミィ様は我関せずとした顔で部屋に戻った。



なんだなんだ、地震か?



いや、地震は当分起きないと魔理沙が言ってたよな……



そうだ、魔理沙……地下図書館の方は大丈夫だろうか。



心配無いだろうが、一応様子を見に行ってみよう。



俺は地下図書館へ向かった。



……もしやこの地響きは地震とかじゃなくて、魔理沙がまたなんかやらかしたのが原因かもしれないな。



魔理沙のことだ。また懲りずに弾幕とやらの実験に失敗したのだろう。



公真
「………………」



どうかこの予想が外れてますように。

 
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