東方怠惰談〜幻想入り〜

□錯符「命と興の反比例」
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チルノ
「あんた体重何qあるのよ!」



公真
「最近計ってないが……60sくらいだと思う」



チルノ
「うぅ、やっぱこの弾幕はダメだったか……」



公真
「……幻想郷ではプロレス技を弾幕と呼ぶのか、なるほど」



また一つ幻想郷の常識を学んだ……気がする。



チルノ
「いいわ、なら人間! かくれんぼで勝負よ!」



公真
「かくれんぼだぁ?」



チルノ
「最近妖精の間で流行ってるのよ。かくれんぼくらい人間でもルールはわかるでしょ?」



公真
「よし、じゃお前が鬼な」



チルノ
「……え、あたいが鬼?」



公真
「最強の妖精なら鬼も出来るんだろ?」



チルノ
「……え、えぇ出来るよ鬼くらい」



公真
「よし、じゃあ三日経ったら俺を探してくれ」



チルノ
「え……三日も?」



公真
「最強の妖精なら良いハンデなんじゃないか?」



チルノ
「そ、そうね。三日でも三光年でも待ってやるわ」



公真
「よし、じゃあ今からスタートな」



チルノ
「えぇと……三日っていつもの三十秒の何倍だっけ……二倍? ……五倍?」



公真
「ちゃんと数えろよ〜」



……さて、香霖堂に向かうか。



最初からかくれんぼに付き合う気など無い。

 
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