東方怠惰談〜幻想入り〜
□葬戯「紅い涙に白い砂糖を」
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〜〜〜博麗神社前〜〜〜
公真
「………………」
えぇと……何がどうなってこうなったんだ……?
・早朝に物音で目覚める
・見に行ったらチルノが賽銭箱に悪戯をしていた
・追い払って賽銭箱の中を調べる
・霊夢に誤解され博麗神社を追い出される
チルノてめぇ……次会ったら燃やしてやろうか……
そんなことより、これからどうしようか。
もしノコノコ神社に戻ろうものなら、俺が燃やされるかもしれん……
神社に続く階段がいつもより長く見えた。
とりあえず人間の里……人里に行こうか、ここよりは安全なはずだ。
〜〜〜人間の里〜〜〜
やって来ました人間の里。
出発が早朝だったので、里に着く頃にはすっかり日も出て、里は人で賑わっていた。
さて、どうしようかね……
また旅籠屋のオッサンの所で世話になるか?
それともいっそのこと長屋でも借りて住むか? 仕事も探して。
っておい、それじゃ幻想郷に住み着く気満々じゃねえか……
だいたい博麗神社に行かないと、外の世界にも帰れないじゃないか。
博麗神社を追い出された事がこんなにも痛手になるとはな。
……とにかく今の事を考えよう。
とりあえずオッサンに酒でも買ってって呑み明かして、全てを忘れることにするか……
うん……そうしよう。
酒が何処に売ってるのかなんて俺にはわからないので、適当に里を探索することにした。