企画いら

□阿部
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「にーちゃんー」

「おー夕菜。どした」

「眠れないよ〜〜」


ぐすんと熊のぬいぐるみを抱きながら訴える、俺の妹、夕菜。

兄感情はおいといても、夕菜は可愛いと思う。


恐い特番見て眠れないって、そんで一緒に寝ようって。
そりゃあときめかない方がおかしい。



「しょーがねえなー、んじゃ俺と寝る…」

とてとて「夕菜−!どしたー?」

(げっシュン)


阿部の顔に縦線が入る。俺の弟であり夕菜のまた兄であるシュンは、いつも夕菜がらみの美味しいとこをもっていきやがる。

そう。コイツも夕菜が好きなんだ。

それは分かるけど。



「怖くて眠れないよぉ」

「そっかぁ!んじゃー一緒に寝よ!俺も恐かったしー」

「うん!」


えへへと笑顔になる夕菜。おま、おっ俺だってさっき言いかけたのに!←

ぽてぽてとシュンの部屋に連行される夕菜。(阿部フィルター)
クソ。俺だって…


「夕菜!俺の部屋こい!」

「…へ?なんで」

「にーちゃんどしたの?」


…そう。シュンは無自覚で夕菜を好いてる故ずりぃ。手が出しずらいのだ。


「〜〜〜ッ」


凄い形相でこちらを見てくる兄。なんかどうしようもなくて行き場のない感情を堪えているのだろう。



「〜〜〜クソっ」





(結局3人かよっ)






一番上は嫉妬深い
(せまいよー)
(あついよー)
(ガマンしろって)











シュンと妹を取りあいするような日常が書きたかったorz

2010.9.21 黒木

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