【小説】
□姫さん
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『おれが姫さん!?!』
真選組にありえない任務が入ってしまった。
それと言うのも
……留守中の姫さんの影武者…
『ぃーーやーーでぇーーさぁぁ!!』
総悟の目の前には
それはもう綺麗な
女物の着物…
そして…
それを着せようとする
山崎の姿だった。
『隊長!おとなしくしてください!この後エクステつけて軽くメイクだってしなきゃなんですから!!』
…なんだってこんな張り切ってんだよ…
と思わず突っ込みたくなる程に、山崎を含め、隊士たちは何故か
ノリノリである。
『んなコト言うならお前が着ろよ!!』
『…なーに言ってんですか!俺が着たって誰も喜びませんし、第一はいりませんよ。』
ね、なんて山崎の野郎は笑顔でヒラリとかわしてくる。
……やだ…
おれにだって男としてのプライドがね……うん
あるんだよ……
。