If they are...

□2週間だけな?
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「…。」

……は?


「いや、あのサスケ?
頭とうとういかれて、男女の区別もつかなくなったのか?」

「いかれてない。今はとっても正常に動いている。」

「…マジで?」

俺の言葉にこくりとうなずくサスケ。


…まぁ、声聞きゃあ、正常なんだなって事は分かるってばよ?


てゆーか、目もくそ真剣なんだってば。




…でもさぁ、


「俺たち…

同性…。」

…なんだよな。



「…言うと思った。それ的な事。
ま、それが一般人がフツーに言うことなんだろうけどな。

…思ってたこと言えたからいい。
俺は満足した。

今あったことはすべて忘れろ。いいな?」


そんな事を早口に言って、
そそくさと俺の前から去ろうとするサスケ。


俺は待って。と言って思わずそいつの腕をつかんだ。


サスケはびっくりした顔でこちらを振り返る。



「…なんだよその顔。」

「いや…
引き留められるなんて思ってなかったから。」

「…あのさ、サスケ?」

「何?」

「…俺に思いを伝えて、満足して、

…それからどーするんだってばよ。」

「…は?」

「俺のこと…嫌いになるのか?」

「んなわけねーだろ。
何被害妄想拡大させてんだよ。」

お前の思考回路おかしくねーか?ウスラトンカチ。

そう言って若干イラッとくる笑い方をするサスケ。


…あ、いつものサスケに戻った?


「…二週間だけだからな?」

「え?何が?」

「何がって…あの…」

「…。」


サスケ…。
口あんぐり開けすぎだってばよ。


「おい…OKなのか?」


うん。とうなずく俺。


「…マジで?
やった…!!」

やったぜ!!俺やった!!ギャーッ!!


嬉しさのあまり、今度こそ頭いかれたサスケ。


そんなサスケに俺は「だけど(仮)恋人な、(仮)!!」と言ってやる。


「いい、それでも。」


そう言うとサスケはこっちによってきて、俺をその腕の中に収めようとした。


「なッ…暑いってば!!暑い!!」



ああもう…

ここが屋上でよかった。


フツーに教室とかだったらもう…みんなの視線が痛すぎたと思う。



「…あ。」

「何、どうした。」

「俺のきつねうどん!!」

「…え。」

「やっべー。
絶対ベロンベロンにのびてるってばよ!!
ま、そう言うことだからバイバイサスケ!!」

「ま、ちょっ…ナルト!!」


屋上の扉が閉まる。



「…今日、
一緒に帰ろうぜ!!…って

言いたかったんだけどな。」





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