If they are...

□Do you love me?
3ページ/9ページ



いや、どっちかってゆーとサスケが俺になんかしたって方が正し…


-昨日の放課後-

「…今日…最終日何だよな…」

「そうだな。」

「おい、ウスラトンカチ。
もうちょっと悲しめよ。」

「おーう…。」

「でも、二週間ってあっという間だな…」

「俺にはすんげぇ長く感じたけど…」

「お前、一回もやらせてくんなかったよな。」

「だって(仮)だもん。
そんなの許すわけねーじゃん。」

「でも、最終日くらいは…いいだろ?」

「よくねぇ。」

「いいだろ?」

「ぜんっぜん良くねぇッ」

「いーじゃんかッ
受けのお前に拒否権はねーからな?」

「うぎゃぁーッ」



ってな感じで、
結局最終日に襲われちまったんだよなぁ…。

まぁ、途中、サスケと同じ部屋の奴の邪魔が入って
最後まではやられなかったけど…

でも、やっぱり、
俺が何かしたみたいなことはなかったはず…


うーん…

サスケぇ…


俺ってば、お前の心が読めねーよ…。


「ナルトー?
大丈夫?せっかくのチャーシューが箸から落ちそうになってるよ?」

俺がサスケのことでうじうじ考えていたら
サイの手が俺の目の前をひらひら舞っていた。

「あぁ…ごめん。」

「何について考えてたの?」

「ん?
なーんでもね…。」

「やっぱりあれか。
サスケくんのことか。」

「うん…」

「…直接、聞いてみれば?
何で無視するのぉ?って。」

「それができたらそんな、チャーシュー落としそうにならないって…」

「そっかぁ…
けっこういい案だと思ったんだけどな。」

「そーゆーのが出来んのは、
お前だけだってば…」

「ん?何かいった?」

「いや、何も…
……はぁあ…」

「…落ち込みまくってるね。」

「うぅ…」

「…ナルトは、そんなにサスケくんのことか好きなの?」

「え?」


いや、

俺がアイツを好きって…


あり得なくは…



ないけど…



「無視されてそんなに落ち込むのは大好きな証拠だよ。」


…大好き…(Д;)


つか、お前…

サイのくせにやるなぁ…


いつから人の精神分析が出来るようになったんだよ。


「…って、これに書いてあった。」

「恋愛心理学…」

やっぱりそれか。


俺はサイが出してきたその本を取ってパラパラとめくってみる。

そしたら、すごく気になるページを発見。


「"突然彼氏が無視してきたら"…?」

「なにそれ。今の君にぴったりだね。」

「…うるさいってばよ。」

「対処法が書いてある。」

「ん゙ー?どれ。
…ある日、昨日までフツーだった彼氏が突然無視してきたら…

それはもうお別れの前兆です。何で無視すんのよバーカ!!と言って別れましょう…。」

「…。」

「くそやろうッ」


俺はその本を思いっきり地面に投げつけた。




.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ