If they are...

□Do you love me?
2ページ/9ページ


サスケとの二週間(仮)恋人って言う約束をしてから昨日で二週間がたった。

だから今日から、俺は自由の身。

またサスケも
前みたいな味気なぁい感じにもどるのかぁ…


…それもそれでなんか寂しい感じもするけど。




「はぁぁあ…。」

「どうしたんだよ朝っぱらからそんなうかねぇ顔して。」

「シカマル…。
いや、なんかな、昨日変な夢見ちゃって…」

「へぇー。
どんな夢…。」

「…それ聞いちゃう?

…まぁ…ヤッてる夢…。」

「誰と!?美人だったか!?」

「おい、キバ。
おめぇ、ちょっと黙ってろよ。」

「あぁ?
いーじゃんかよ別に。
で、ナルト。どんな奴だったんだよ、お前の精夢のお相手は。」

「声大きいってばよ…。」

「ね、ダレダレ!?
まさか保健室の…」

「なわけねーだろッ
保健室の先生はあの大蛇丸だぜ?
ありえねーってば…」

「じゃあなんだ…?
家庭科の夕日紅先生?」

「違う。」

「じゃあ…
校長…?」

「綱手のばぁちゃんでもねぇってば。」

「えー…
んじゃあ、幼なじみの…」

「ちーがーう。」

「えーもー、誰だよぉ。」

「ぜってーお前には言わねえ…。」

「何だよケチくせーなー。」


…ケチくさいって

絶対言ったらまずいだろッ


キバに昨晩の精夢(?)の相手を問い詰められていたら
例のお相手が教室に入ってきた。


「あ、サスケ!!
おはよう!!」

昨日までは俺がこう声をかければすぐに犬みたいにこっちによって来てたのだけど、


何でかな…

二週間が終わっちまったからかな…


サスケは俺の事をちらっと見ると
挨拶はおろか、ニコリともせず自分の席についてしまった。


……なんか…


冷たすぎねぇ…?


「あれ?
お前ら昨日まですんげぇ仲良くなかったか…?」

「なになに!?
喧嘩したのか!?昨日の放課後何があったんだ!?」

「うるせぇよキバ。」

「別に喧嘩とかじゃねぇってば…。」

「じゃあ何?」

「…教えなーい。」



二週間(仮)恋人って言うのをきっちり守ってくれてるって言うのは分かるんだけどさ…

これじゃ、ただの無視と何ら変わりねーじゃん。


せめてあの約束をする前の状態と同じにしてくれよ…。




「うーん…
それはやっぱり、嫌われちゃったんじゃない?」

「誰が、誰に…。」

「ナルトが、サスケくんに…」

「ふざけんなー…
やめろよそのマイナス思考…。」


今は昼休み。

二週間前、サスケに告られた屋上でサイと昼飯を食ってる途中。

俺がサスケに朝挨拶したら無視されたと愚痴ったらそんな答えが返ってきた。


「昨日の放課後、何か彼にとって気にくわないことでもしたんじゃない?」

「昨日の放課後…?」


いや…これといってマズいことはなかったんだけど…


んー…
やっぱ俺、サスケになんかしたのかなぁ…

.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ