TAKA★
□春先の猫
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春先の猫ってのは、
ニャーニャーニャーニャーうるさい。
今日もなんか外で鳴いてやがる。
よそでやってくれよ、ったく…。
ウチがそんな事をブチブチ言っていたら、
外で交尾をし出した猫2匹を凝視しているサスケの姿が目に入る。
あーゆーのは…ほっといた方がいいんだよな。
猫と言えど、他人の交尾を凝視するなんて人間として終わってると思う。
ウチは白い目でサスケのことを見つつ、
彼から離れようとそっと立ち上がった。
すると、
「香燐。」
猫の交尾を凝視している奴に名前を呼びとめられる。
「な…何…。」
「俺たちも…子作りしようか…。」
「…。」
嬉しいんだか嬉しくないんだか…。
「それは…ウチじゃなくてもいい系…?」
「そうだな。
もう誰でもいいからてっとり早くやりたい。」
誰でもいいってなんだよ!!
サイテーだよコイツ!!
「じゃあ水月とやれ。」
冗談めかしにそう言ってやった。
サスケもさすがに男とは無理って…
「…分かったよ。」
「いや分かるな。」
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鷹班隊長も発情期です。
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