TAKA★

□ロケ地は日光!!
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サ「よっしゃー!!日光だぜベイベーッ」






これは、サスケ率いる男3人、女1人の4人グループがまだ"蛇"だった頃の思い出。










ロケ地が日光ということで、そこに向かうべく、はとバスに揺られる蛇班一行。


ガラにもなくバスの中で騒ぎまくっているのは隊長サスケ。



水「ちょっ…座りなよサスケ。
バスの中で立つなって、小学校の時教わらなかったの?」

サ「うんうん、日光と言や、小学5年ん時の自然教室以来だな!!
確かあん時は4泊ぐらいしたっけ…。あー懐かしい。」

香「なんか思い出を語り出した…。」


と、バスがガクンと揺れる。

うわっと叫びながら転倒する隊長。


水「だから言ったのに…。」

重「…。」

サ「いてーなコノヤロ…
もうちょっと上手く運転しろや運転手!!」

水「チンピラじゃないんだから運転手さんに絡むなよ…。」

重「サスケ…もう少し静かに、大人しくしてろよ。
日光までは長いんだ。そんな調子じゃ、いろは坂にさしかかる前にバテるぞ?」

サ「俺は今テンションがハイなんだよ。
落ち着くなんて無理だな。」

水「ケガしても知らないよ?僕は。」

サ「心配ご無用。
バンソウコウ大量に持ってきたし。(言ってポケットから沢山のバンソウコウを出してみせる)」

水「…何のために。もしかして君、ケガするために日光に行くつもりじゃないよね?」

サ「なワケあるか。バカかお前。
じゃなくてサルだ。日光のサルと対戦すんだよッ」

香「サル…?」

サ「小5の時にバトルして、見事にやられたからな俺。
だから仕返しをしに行くんだよ。
さー、日光のモンキーどもは華麗な高校生になった俺に勝てるのかな?w」

水「君がピンチになっても助けにいかないからね。僕は。」

サ「来なくていい。
俺1人で十分だ。」

重「自信過剰な気もするが…まぁいいか。」

香「よくねぇよ!!
最近ニュースとかで見るけど、日光のサル達は凶暴化してるらしいじゃねーか!!
ヘタすりゃサスケは病院送りになるんだぞ!?」

サ「香燐…心配するな。俺は強い。(親指を立てる)」

香「そーゆーアホらしい動作がさらに不安を煽るんだよ!!」


と、そこにケータイの着信メロディー。


サ「ん?俺のだ。(カバンからケータイを取り出す)」

水「誰から?」

サ「…ナルトじゃねーかよ。」

重「うわ!!主役からメールとか羨ましい…!!」

サ「何だアイツ。今頃東京で俺の日光行きを妬んでんのか…?w」

香「何て書いてある?」

サ「…『おっす、サスケェ!!実は俺たちも日光でロケやるらしいんだw今みんなでバスん中乗り込んでそっちに向かってる。
安心しろって、お前の兄ちゃんも一緒だから。
で、日光着いたら2人でサル退治しようぜ!?』
…ヤベー、増援だw」

水「レギュラーキャストが2人も病院送りか…。
スタッフも泣くだろーね。」

サ「ちょ…病院送りって何だよ。勝手に俺の負けを決めつけるなよ。
っつーか、イタチも来んの!?」

香「激しく嫌がってる…。」

サ「くっそー…絶対あの野郎、俺のサルへの復讐を止めに入るぜ?…ったくッ」

重「それが正解だと俺は思うが…」

サ「ちくしょう、こうなったらナルトと作戦会議だ!!
イタチをうまく言いくるめる作戦を…!!」

水「言いくるめるなんて出来ないと思うけど。
…まぁ頑張れ?僕ちょっと仮眠とるから。起こしたらただじゃおかないよ?」

サ「何で俺だけを見据えて言うんだよ…。
何もしねーよ。さっさと寝ろし。」

水「…。(バス座席を限界まで倒して持参の掛け布団を頭までかぶる)」






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