TAKA★

□モノボケ
1ページ/2ページ




僕んとこの隊長はたまにおかしくなるんだ。



サ「俺は、M1グランプリで優勝してやる!!」



ほらまた、今日もおかしくなった。



水「サスケ、M1って何だか知ってるの?」

サ「もちろん。知ってなきゃ優勝なんてねらわねーよ。」

水「それもそうだね。」

サ「水月、」

水「…何?」


彼がなんかすごく真剣な顔をして僕の名前を呼ぶもんだから、一応そう聞き返すと、


サ「俺のユーモア、磨いてくれ!!」


って言ってきた。


水「そーゆーのはさ…自分で何とかしようよ。」


言い返すけど、うちの隊長は頑固だから、そんなこと言っても退いてくれるわけでもなく。


サ「一人じゃどーにもならないからお前に頼んでるんだろーが。
協力しろ。」

水「…はいはい。」


結局最後は命令口調だし。


ホントに何なのさこの人。


水「えーっと、そうだな。
ユーモア磨くにはやっぱ物ボケが一番なんじゃない?
今から僕がお題出すから、それでボケてみてよ。」

サ「わかった。」


って言っても、ボケられそうな物かぁ…。


身の回りに物なんて沢山あるのに、そういうこと思って選ぼうとするとなかなか決まらなくなるよね。


水「うーん…」

サ「来い来い!!」



僕がどうしようか悩んでいると、ちょうど良いところにある物というかあるサメがやって来た。


鬼「すみません、イタチさん見ませんでしたか?」


彼はそう言って、サスケと僕を交互に見る。


サ「いや…見てねーけど。」

水「あ、先輩、ジャストタイミング!!」

鬼「…?」

水「サスケ、コレでボケてみてよ。」

サ「え?ああ…うん。」

鬼「え、ちょ、何ですか?私でボケるって」

水「まー、いいからいいから。」

鬼「は?」

サ「…物ボケっていうか…鮫ボケだな。
これは難しいぞ!?」

鬼「え?何ですか?あなたたちは一体何をしようとしてるんですか。」

水「サスケまだー?」

サ「ちょいまち…あ、思いついた!!」

水「どうぞ。」

サ「…この刀サメハダ、ポケモンのキバニアの進化系サメハダー。」

水「それボケてない。ただのダジャレじゃん。」

鬼「サメハダー?」

サ「そ…そっか、じゃあ師匠お手本!!」

水「えー…。師匠って何さ。別に僕芸人とかじゃないんだけど。」

サ「そこをなんとか!!」

水「んもーしょーがないなー。いくよ?」

サ「来い!!」

水「…鬼鮫先輩。」

鬼「…はい何でしょう。」

水「そのサメハダ残して海に帰りな。」

鬼「それ、ボケって言うんですか?」

サ「おもしれーww師匠天才!!」










.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ