TAKA★

□自転車
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(サスケside)


「すみませーん。
警察ですが、その自転車、ホントにあなたのものですか?」



朝。

学校まで自転車走行をしていたら、
パトカーに乗ったハゲの警察官に呼び止められた。


ホントにあなたのものって…


は?


何言っちゃってるんだよコイツ。
この自転車は俺のもんだ。

誰のでもねぇから。


そう思ってそのハゲをひと睨みして、何も言わずにパトカーから逃げるように去った。




「っつーかリアルにムカつく!!
なんだよこのくそ忙しい朝に『その自転車、ホントにあなたのものですか?』って!!
ったく…バカな質問してくんじゃねーよ、バカッ!!」

「最近自転車盗難でもあったんじゃない?
それで、その自転車捜索中とか。」

水月がヨーグルトを食いながら俺にそう言ってきた。

「…なんだそれ。
じゃああのハゲは俺を疑ったってことか?
その自転車盗難の犯人として…。

…ブッ殺す。」

「殺さないであげて。
一応そのハゲも仕事でやってるんだからさ。」

「でもサスケ。
何も言わずに逃げるようにここに来ちゃマズかったんじゃないのか?」

「重吾…。
なんでそう思う。」

「いや、だって…ちょっとは自分の自転車ですよアピールしとかないと後々大変なことになりかねないぞ…?」

「大変なこと…?」

「おう。」

「そんなの、俺に限ってあるはずねーだろ。」

俺はそう言うと、軽いため息をついて
今朝コンビニで買ったトマトジュースを飲み干した。


「おい小童。
ケーサツがお前を逮捕しに来てるぞ?」

今までずっと窓のほうで他の女子たちとくっちゃべってた香燐がこっちにやって来てそう言う。

「はぁ?何で僕なのさ。
僕何にも悪いことしてないのに。
あれじゃん?サスケに御用でもあるんじゃない?」

「え…俺?」


何なんだよ、ったく…


水月と香燐に促され、恐る恐る窓の外を見てみる。


外には朝のハゲが乗ったパトカー。


まさか…重吾が言う大変なことが現実になるんじゃ…


いやでも、俺に限ってそんなことあるはずない…


きっと他の奴が何か変なことでもやらかしたんだろ。


うん、俺じゃない。


俺じゃ…


「サスケー。
いるかー。ケーサツの方がお呼びだよ。」

「ゲッ…カカシ…」

いい感じのタイミングで教室に入ってきたのは担任のはたけカカシ。

「あ、いた。
ケーサツの方が呼んでる。」

「あんの、パゲ!!」

「こらこら、そんな事言っちゃだめでしょ。
…とりあえず、ついて来て。」

「嫌だ。
俺は悪くない。
この16年間、俺はマジメに生きてきた!!」

「うん、大丈夫。
すぐ終わるって言ってたから。」

「うちはサスケ容疑者…。
諦めて早く行きなよ。君はもう逃げられないんだからさ…。」

「水月ッ…お前、その顔、
ぜってー面白がってるだろ。」

「うん、だって面白いじゃん。」

「面白くねー…」

「ほら、つまらないコントはどーでもいいから。
早く行かないとヤバいよ?ケーサツの方、キレてるから。」

「え…キレてるの…?」

「うん。かなり(笑)」


おいおい…
キレてたらすぐ終わるどころじゃねーだろ…。

顔面パンチ入れられるかも…

俺…兄さんにも殴られたことないのにッ


「はーい、ということだからみんな。
サスケの無事を祈っててね?
こら、ナルト。そんな目で彼を見ないの。」





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