The Union 忍

□橋の下で
1ページ/1ページ



桜「うっかりでも、私のこと傷つけたら、
サスケくん、自害してね?」




サクラが覚悟を決めてサスケを自らの手で処分しようとするシーンの舞台裏では、

ちょっとした女帝様が誕生していた。




サ「自害…は、ちょっと…キツイ…かな?」



ナルトが遅れて来る前のすこしだけヒヤヒヤするシーン。


そこの立ち回りなどを確認していた時に、
サクラに「自害しろ」と言われ、苦笑しながら答えたサスケ。



桜「は?何がキツイの?男でしょサスケくん。
切腹くらい楽勝なんじゃなーい?」

サ「お、男だけど…切腹をするような武士的男子ではないな…。」

桜「あらそう?
じゃあ男じゃないってことね。」

サ「え?ん?
サクラの男に対する感覚ってどんな…?」

桜「知らないわよ。
ナルトに聞けば?」

サ「えー…。」

桜「とにかくほら、立ち位置確認するわよ?」

サ「お、おおう…。」



サクラに促されるまま、
台本にある通り彼女に背を向けるサスケ。



桜「えーっと、
あたしがサスケくんの背中スレスレんとこでクナイ止めて、」


しゃべりながら、それと同じ動きをするサクラ。


桜「で、はい、サスケくん、ばっとこっち向いて。」

サ「ばっ(後ろを向く)」

桜「効果音はつけなくていい。」

サ「はい…。」

桜「それから?(台本を見)えーっと、サスケくんが私の首を右手でつかむっと…。」

サ「え、やんのか?
俺さすがに切腹はしたくない。」

桜「あー、やるのは本番の時でいいわ?
今は首締めてるっぽくして。」

サ「し…締めてるっぽく…?」

桜「そう。」

サ「ど…どうやって…」

桜「だから、私の首つかんで持ち上げるっていうハードなことは本番でやればいいから、
今は首の前に手ぇ添えるだけとか、そんな感じにしてよ。」

サ「ああ…うん。
じゃあ、振り向くところから流してやるからな?」

桜「どうぞ。」



プチ女帝の了承を得た後、
再び、先ほどと同じ動きを今度は本番さながらのハイスピードでやり出すサスケ。



サ「(バッと振り返り、サクラの首に手を伸ばす)…あッ」

桜「ギャッ…痛ッ」



しかし、残念なことにサスケが勢いよく伸ばした右腕は、
サクラの首の前から反れ、彼女の顔の真横を通っていく。



その時にうっかり、女帝の頬を(すこしだけだが)引っかいてしまった。



サ「うわーッごめんッマジごめん!!」

桜「いったーいッ
ちょっとサスケくん、ちゃんと爪切ってるの!?本当に痛いんだけどッ」

サ「爪は…切ってくるの忘れました…すみません…。」

桜「もう、しっかりしてよ!!」

サ「ホントごめんなさい!!
今切ってくるから爪!!」

桜「別にいい!!」

サ「え、でもよ、また引っかいちゃうかも…」

桜「サスケくんには…爪なんかよりも、切るべきところがあるでしょ…?(笑顔、そして持っていたクナイを彼に渡す)」

サ「…。」

桜「さっき言ったばっかだよね。
『うっかりでも私のこと傷つけたら、自害してもらう』って…w」

サ「…そ…そうだなーwそんなこと言ってたなお前w」

桜「(にっこり)じゃ、やって?」

サ「…はい。」



サスケは恐る恐る自らの腹に渡されたクナイの刃先を向けるが、
基本、長寿希望の彼なので、なかなか腹を切ることができず。



そんな中、傷を負った頬を見てもらおうと
遠くでスタンバイしていたカカシを呼ぶサクラ。



「そんなに痛いの?」とめんどくさそうに立ち上がったカカシだが、
彼女に早く早くと急かされるのでしぶしぶ走り出す。



カ「まぁ、一応サクラは女の子だし…顔にミミズ腫れができちゃってもかわいそうだけど…
(と、突然、自害しようと構えているサスケに気づく)え、ちょ、サスケ!?アイツ何やって…」

サ「兄さん…父さん…母さん…俺…俺は、これから生きていくことを禁止されてしまいましたッ
棺には、エロ本をたくさん入れといて下さい…(目をつぶり、クナイをゆっくりと上げる)」

カ「よっ…(猛ダッシュ)よせ!!サスケェェ!!!」



共演者の自殺を目の当たりにしたくなかったカカシが、
サスケを止めようと大声で叫んだ。



…とたんに、どこからか飛んでくる金髪の人影。



桜「!?」



人影はサクラを姫様だっこして、サスケから一旦遠ざかると、
そのまま後ろを振り返る。



サ「…ナルト。」

ナ「…サスケ、ってお前何してんの!?」

サ「えっとー…」

桜「ナルト、アンタ何出てきてんのよ。」

ナ「え!?だって今立ち位置の確認作業してたんじゃねーの!?
俺はカカシ先生のよせ、サスケのセリフが聞こえてきたから出てきただけなんだけど…。
つーかサスケ!!何を思い悩んでるのか知らねーけど、死んじゃだめだってばよ!!
レギュラーなんだしお前!!」

サ「…お…おう!!(どこか安心した表情)」

カ「…俺以上にいいタイミングだよ、ナルト。」

ナ「え?そう?」







‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

オチを本編のカカシ先生の台詞引用してみましたが、
なんか失敗しました。

.
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ


©フォレストページ