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□2011-New Year&Eve
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『サソリ座の女。NYE』
(New Year's Eve)



蠍「よーし、今日は大晦日だ。
お前ら、今日はゆく年くる年でも見ながら共に年を明かそう。」

ナ「え゙ー!!!嫌だよ何だよソレ!!」

サ「俺達今回は女子と紅白見るって約束できたのに!!」

デ「はー!!?それこそ何だよ!!
誘えよ俺たちを!!」

ナ「嫌だ!!」

サ「っつーことだからさっそく、
抜けさしてもらうからなこんな店!!」

ナ「よいお年を!!」

蠍「だ!!ちょっと待て!!逃がすかよ!!
店内、すべてのドアロック!!」

イ「その技みたいなの、名前つけようか。」


16歳2人、
扉を開けようとするが完全にロックがかかっていて開けられない。


サ「クソ!!あかねぇ!!」

ナ「うわー!!女子との大事なお約束が!!」

サ「(時計を見て)…ヤベェ!!紅白まであと30分しかねぇ!!」

ナ「うぇ!?マジで!?」

蠍「はーはっは!!
このまま1時間でも2時間でも過ぎてしまえ!!」

ナ「くっそー…サイテーだぞお前。
思春期の男子になんて仕打ちを…。」

サ「俺の子孫を残すための行事を邪魔するなァァ!!」

ナ「うちは家滅亡反対!!
うずまき家滅亡反対!!」

蠍「お前らは紅白見ながら何をやる気だ!!」

サ「とにかく開けろ。
このロック解除しろ。」

ナ「つーかこのロック制度、意味あるのか?」

蠍「あるよ!!
万が一強盗が入った時は、これを作動すればそいつを閉じ込めること可能だろうが!!」

サ「こんな貧乏な店、誰もおそわねーよ!!」

イ「金、出てきそうにないもんな。」

蠍「うるせぇ!!」

デ「あ、でも旦那、
9時になったらでいいからロックは外してくれよ、うん。」

蠍「は?何だお前…何だ突然…」

デ「いや…その…こっちにも色々あんだよ…色々…。」

蠍「させるか!!」

サ「何、アンタもなんか約束取り付けてるのか?」

デ「じ…実はな…。」

蠍「それを、何で俺に言わないんだ!!」

デ「言ったら嫉妬するだろ絶対!!」

蠍「何!?俺が嫉妬するようなヤツなのか!?
まさかAKBの女の子たちと…」

デ「なワケねーだろ!!
アレだよ!!殉職組でパーッとやんだよ!!」

イ・蠍「え、誘われてないんだけど。」


黒毛ロングverと赤毛も殉職組の一員です。


デ「知るか!!」

蠍「知るかじゃねーよ、ちょっと待てよ。」

イ「さぁ…ちゃんとした理由を言いなさい…。」

デ「イタチの旦那…顔、怖いです…うん。」

ナ「っだーもー!!
大人の諸事なんてどーでもいーから、
さっさと俺たちを鳥かごから逃がして大空へはばたかせてくれってばよ!!」

蠍「なんで言い方がちゃっかり卒業式の言葉にありげな感じ何だよ!!
つーかお前らは鳥じゃねぇ!!鳥みたいにかわいくねぇ!!
強いて言うならカラスだ!!」

サ「俺は生ごみなんかにたかってない!!」

ナ「俺は…白鳥だ!!」

蠍「白鳥みたいに白くねーだろお前は!!」

サ「は?何言ってんだウスラトンカチ。
白鳥は俺だ!!」

ナ「いーや、お前はニワトリだね!!
しかも食されるだけのニワトリ、ブロイラーだ!!」

サ「せめて卵産む方にまわりたい!!」

イ「サスケ…大丈夫だ。
兄さんがきちんと、お前の最期を食してやろ…」

サ「アンタは黙ってろ!!(顔面にケリ)」

イ「よいお年を!!(鼻血を噴き出して倒れる)」

デ「あーくそ。
ここにずっといたらリアルに一生外に出さしてもらえない気がしてきた…。」

サ「だったら、俺たちと共に強行突破だ。」

デ「ど、どーやってやるんだよ、うん。」

ナ「扉のガラス部分を…割る!!」

デ「あとでくる旦那の刑罰がこえー!!」

サ「大丈夫だ。
割ったガラスは俺達sixteen'sが弁償する!!」

デ「そ、そんな、金…かかるだろ!?」

ナ「大丈夫大丈夫。
なんせ俺達には、仕事がちゃあんとあるからな。
稼ぎどころ満載だってばよ。」

デ「ありがたいけどひそかにウゼェ。
つーかsixteen'sってなんかかっこいいぞ!?B'zみたいで。」

蠍「いや全然似てねーだろって、お前らガチでガラス割る気かよ。割ったらおま…くぐつにすんぞ!?」

サ「ワーハハッ!!できるものならやってみろ!!このザコめ!!」

蠍「笑い方なんか変!!
ザコって失礼だな小僧!!」

ナ「うーし、じゃあ行くぞ〜?
せーのって俺が言うからそしたら一斉に割るんだ。」

サ・デ「ラジャ。」

蠍「え、おいちょ…やめろって…」

ナ「…せーの!!」


若僧3人、自分らの十八番技をそれぞれ繰り出してガラスを強行突破。


3人が抜けたと同時に外の冷たい空気が店内に入ってくる。


蠍「ああ…行っちまった…
つーか…俺を一人にしないでくれ!!寂しさで死ぬ!!」


嘆くサソリ。


すると、鼻血を出して倒れていたはずのイタチが起き上がってくる。


イ「サソリ…大丈夫だ…俺がいるさァァァ!!!」


彼の形相はホラー。


蠍「いやだーーー!!!」










BARサソリ座の女、


2011年も平和に開店予定です。









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よいお年を!!

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