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□Ⅲ
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『うちは家の食卓』
うちは家の食卓。
今晩のメニューはたらこスパゲティ。
弟｢おい。ミートじゃねーのかよ。｣
母｢ごめんねー。お母さん、今日はたらこが食べたかったの。
そんなにミートがいいなら、その上にケチャップでもぶっかけなさいな。｣
弟｢そんなことしたら、逆にまずくなるだろうが。｣
兄｢ちなみに基本暇人な兄さんも、親孝行としてスパゲティ作り、手伝ったんだぞ？｣
弟｢お前は早く仕事見つけろ。｣
父｢イタチはどの部分を手伝ったんだ？
フライパン作りか？それとも火起こしか？さぁどっち。｣
兄｢父さん…何でその２択なんですか。
なんかダイナミックすぎません？和気あいあいな感じじゃないじゃないですか。
そうじゃなくて俺は、たらこの筋取りを手伝ったんです。｣
父｢ほう…男がしていいことではないな。｣
兄｢何で!?｣
弟｢筋取りって事は…
このたらこ達にはお前の手あかがついてるってことか…。｣
兄｢まぁ、そうだな。喜べ!!｣
弟｢そう考えたらさらに食いたくなくなるよー…。なんだよお前の手あかって…。大便より汚ぇじゃんかー…。喜べとか言われても無理だよー…。｣
兄｢だ…大便以下って…俺の手って何!?｣
母｢こらイタチ。大便とかご飯中に言わないの。｣
兄｢あの母さん？先に言ったのサスケ…｣
弟｢は？なんで俺に責任転嫁すんだよニートめ。｣
父｢そうだぞ？ニートはおとなしく部屋に閉じこもってなさい。｣
兄｢それ、働いたら負けだと思ってる本格的なニートさんパターンじゃないですか!!
俺は違いますからね!?部屋になんて閉じこもってたくないし、働いたら勝ちだと常日頃思ってますから!!｣
母｢イタチ、落ち着きなさい。
大丈夫、いざとなったら、あなたを吉原にでも売ってお金にするから。｣
兄｢やめてください!!売らないでください!!
ってゆーか吉原っていつの時代の話ですか母さん!!しかも吉原って、男は売りに出せないですよ!?｣
父｢お!!いいなその考え。さすが母さん!!｣
兄｢父さんも賛成しないで!?｣
弟｢…うえ…。｣
兄｢!?どうしたサスケ!!｣
弟｢たらこスパにケチャップは…いかん。｣
兄｢でしょうね!!｣
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いつまでもにぎやかな食卓でした。
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