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□Ⅰ
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『Who had cold？』
NARUTO疾風伝、撮影現場
の舞台裏。
パイプ椅子に座って机に肘をつきながら難しい顔をして手帳を激しくめくりまくっているのはこのドラマてかアニメの主役を勤める金髪少年うずまきナルト。
ナ｢…どうすんだ俺…これからどうすればいいんだ……ッどうすればいいんだってばよ(泣)｣
桜｢うるさいっ!今台本覚えてんだから邪魔しないでよ。｣
ナ｢だって…だってっ｣
桜｢あーもー何よ、さっきから手帳と睨み合って。｣
ナ｢睨み合うってか…このハンパなくパンパンな日程どうにかならねぇのかなって…。｣
桜｢あー。そういやあんた映画の撮影もあるもんね。ロストタワー…。｣
ナ｢そう、そうなんだってばよ。それの台本も覚えなきゃなんねぇしもちろんこれの台本も覚えなきゃだし…つーかさッ、もう来週期末テストなんだってばッそっちもやんなきゃだし、ウア゛ーーッ死ぬッ俺死ぬッ｣
桜｢…。｣
ヒ｢ナルト君大変そうだね。｣
桜｢あ、ヒナタ…｣
イ｢てゆーか、そのハンパなくパンパンな日程作った原因ってあの人じゃない？｣
ナ｢…あいつか…この前までインフルエンザだったあいつか…｣
桜｢あーあの人ね。｣
イ｢なんでこんな時期にインフルなのかがわからないけど。｣
ヒ｢あの人さえ、風邪引かなければね…。｣
イ｢そうよね。あの人が風邪引かなければよかったんだよね。あたしホントは今日オフの日だったんだよ？久々に渋谷行こうと思ってたのに。｣
桜｢うんうん。｣
ナ｢そうだよな…そーだよなッ
あいつさえ風邪で休まなければ俺の日程もパンパンになることはなかったんだよなッ｣
ペイン、ナルトら4人を直立不動でガン見している。
小南、そんな彼の背中を軽く叩いて｢ペイン、彼らに言うことあるんじゃない。｣
ペ｢…い…言いにくいよ。｣
小｢あなた男でしょ。何気の弱いこと言ってるのよ。
…ほら、彼ら、あなたをガン見してるわよ？｣
ペ｢Σホントだッ｣
小｢ほら…｣
ペイン、小南に背中を押されナルトらの前へ。
ナ｢あっ、インフルエンザだ。｣
ペ｢すみませんペインです。｣
ヒ｢えっ!?インフルエンザって名前だったんですか!?｣
ペ｢だからペインですッ。
なんだよ、その俺のことからかってんのか純粋にボケてんのか分からないノリッ｣
ナ｢つーか、インフル…
なんか言うことあんじゃねぇのか？｣
４人、インフルことペインをまじまじと見つめる。
ペ｢えぇっと…あの…
インフルエンザにかかってしまい、
大変申し訳ありませんでしたッ｣
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ペイン土下座ーッ
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