The Union 忍

□腹痛
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えー、うちのサイが、

腹をこわしました。








サイ「サっ…サスケをッ、ぜーはぁっ、木ノ葉の手でっ…
ぜーっ…処理ッ…すっ…」



セリフ合わせ中、
汗だくだくのサイは腹を押さえながら雪の上にしゃがみ込んだ。



ナ「サイ…?」

サイ「きっ…君の…同期メンバー、ぜーはっー、全員がっ…
その…つもりでっ…動く!!!」

ナ「ちょっとホラーチックになってる。
腹痛いならムリすんなよ。」

サイ「ナルト…セリフ違う…ぜーっ」

ナ「あ…ごめん…
でもあのさ、サイ、腹痛いんなら少し休憩…」

サイ「もう1回、処理のセリフからっ…ぜっはっ…やるよ?」

ナ「お…おおう…。」



マジで大丈夫なのか…?サイの奴。



なんか死にそう…。



サイ「サっ…サスケを…
木ノ葉の手で…しょ…処理…処理するぅぅぅ!!!(痛さのあまり目をカッと開きつつ雪の上に転倒)」

ナ「ギャー!!やめろサイ!!その迫真の演技!!
こえーよ!!怖すぎてサスケが呪い殺されそうだってばよ!!」

サイ「アイツなんざ死にゃーいい…。」

ナ「え?ホンネ?
しかも口調何キャラだてめー。」

サイ「病人に向かっててめーとは何!?てめーとは!!(ナルトの足首をつかむ)」

ナ「うわー!!すみません!!
足首つかまないでくれ!!」

サイ「うう…ナルト…いい加減マジメにやってよね…
君、今のところっ…セリフすべて間違ってるから…ぜー…」

ナ「いや、これは間違えてるんじゃなくて、お前に切実にツッコミを入れてるだけなんだけど…」

サイ「言い訳はいいよ…。
とにかくっ…やろうっ…もう1回っ…処理のセリフからっ…」

ナ「…はい。」

サイ「…サスケをっ…木ノ葉のてっ…手でッ
ぜーはっーッ…処理…(力尽き、ナルトの足首をつかんでいた手を雪の上に落とす)」

ナ「…カカシ先生、ヤマト隊長。」

2人「?」

ナ「サイが、腹イタで処理されました。」

カ「腹出し衣装だからね。
ま、しょーがないんじゃん?」

ヤ「先輩、病人目の前にしてなんか軽いですね。」








‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

一時間後、サイは無事、復活しました。

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