The Union 忍

□視力DOWN!?
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「なぁサスケ、
俺さぁ、お前の視力が下がったって聞いたんだけど…それマジ?」



テレビ東京のあるスタジオ。


スタッフたちが忙しそうに走り回っている中、用意されていたパイプ椅子にでんと座っていたら、

隣にナルトが来てそんなことを言ってきた。



「…おう。」


ペットボトルの水を飲みながら短く答える。


「え?どのくらい下がったの…?」

「メガネが…必要なくらいにまで。」

「それヤバくね?」

「そうなんだよ。ヤバいんだよ。」



この前俺は、視界が何となくだがぼやけている。
もしかして老眼か!?と思い、慌てて眼科に飛び込んだ。



そこで眼科医に告げられた結果…。




『メガネが必要なようですね。』





…世界が反転したようだった。






え…?

そんな…。



メガネ…?


俺が、メガネ…!?





『絶対似合わねー!!』



つーか何!?メガネとか!!



俺のこの、ナイスなフェイスをメガネで隠せっていうのか!?




損だ!!
そんなの!!




俺は絶対!!メガネなんてかけねーからな!?









…とまぁ、そんなプチ問題があったわけだが、


そんな事よりも、
もっと大事な問題があった。






「写輪眼コンタクト…どうしよう…。」



そう、写輪眼コンタクト…。



それの度数直し。




アレ、特注だから作り直すのにけっこー金かかりそう…。




「あー…そっか。それがあったな。
どうすんのサスケ…。監督に相談してみたら?」

「いや、いい。」

「何で。」



何でってそりゃ…

アイツこえーもん。



俺が視力下がっちゃいましたテへなんて言ったら、ぜってーあの野郎、一時間もくどくどどーでもいい事言ってくるに決まってる。



「俺は、頑張る。」

「頑張るって…視界がぼやけてるまんま撮影したって、NGばっか出るようになるだけだろ?」

「セリフを間違えなければいい話…」

「じゃなくて、
アクションシーンとかどうすんだよ!!
お前、見通し悪い中やんのか!?それケガの原因!!マジやめろ!!」

「見通し悪いのは…ハンデだ。」

「何言ってんのお前!!」

「っだーもーうるせーなァ!!
ハンデっつったらハンデなんだよ!!
俺強いから!!ハンデなきゃみんな俺に負けるから!!」

「俺は勝ちます!!
ハンデなくても勝ちます!!」

「何その生意気な発言!!口を慎め!!」

「何様!?」

「俺様。」

「あ、もう、お前の視力のこと、監督に言うから。」

「え!?それはやめい!!」

「じゃあハンデとか言ってねーで、
ちゃんと監督に視力のこと相談しろってばよ。」

「それも嫌だ!!」

「わがままー。
もういいや。俺が言ってきてやる。」

「誰もそんなこと頼んでない!!」

「頼まれてなくても言うのが義務なのー。
ケガなんかしたら、元も子もねーだろ?」

「で、でもォ…。」

「大丈夫、監督には怒らないでくれって頼んでやっから。」

「…お、おお…。」


そう言って親指を立てるナルト。



なんだコイツ…。


勇ましい…。



いつからこんな勇ましくなった…?




奴は俺の肩を軽くたたくと、
そのままスタッフたちと打ち合わせ中の監督の元へと向かって行った。







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