The Union 忍
□試験監督
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高1-1――。
二月に入り、ますます寒さが厳しい朝になってはいるが、
ここのクラスにはそんなものもろともしない野郎がいた。
ナ「みんな!!
俺、5日にこの学校の試験監督やってたんだ!!」
そいつは何故がほかほかの身体で教室に飛び込んでくるや否や、
突然そんなことを宣言し出す。
シカ「あっそ。だからどうしたんだよ。」
ナ「はー!?シカマル冷たッ!!」
シカ「…。」
キ「おいおい、お前どうしたんだよ。
朝からそんなテンションマックスでよ〜。」
ナ「…うふふw」
シカ「何…キモイよ…なんか…。」
ナ「いやあな、俺な、ここの試験監督やってたら、
この学校受験してた奴の中に超かわいい子がいてw」
キ「お!!マジで!?どんな美人!?」
ナ「サラサラ黒髪の、ヤマトナデシコ的美少女だったんだけどさ、
俺、その子になんとかして気づいてもらおうと思ってさ、目線アピールしてたんだw」
シカ「いつ。」
ナ「…数学の、試験中に。」
シカ「バカだろお前。
んな集中して問題といてる奴に目線でアピールしたって、どーにもならねぇだろうが。」
キ「馬鹿、お前、ナルトの目力をなめんなよ!?」
ナ「そうだそうだ!!」
シカ「じゃあ効果はあったのかよ。
目線アピール。」
ナ「…ない!!」
シカ「正直…!!」
ちなみにそのヤマトナデシコは、
試験に合格したものの、この高校の入学手続きはには来なかったらしい。
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受験って大変ですよね…。←
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