Akastuki

□ホームパーティー
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──昼。




兄「…終わったッ!!」

母「まぁ、最後はとにかく散らかったものを隠せ!!ってだけで、本当にはキレイになってないんだけどね。」

兄「母さん、そこは気にしないようにしましょう。」



と、そこにちょうど良く鳴るインターホンの音。



兄「あ、ついに来た。」

母「母さん出てくるわ?」

兄「お願いしますっ。
サスケ!!さっきの約束!!」

弟「あ?約束?」

兄「もう忘れたのか!?
あれだよほら、掃除をやらないかわりに誕生日会中は、」

弟「ああ…猫のごとくか。」

兄「そう…w」

弟(兄の腕を手に取ると、爪をたてる)

兄「痛ッ
えっと…サスケ!?本当に猫っぽくしなくていいからッ」

弟「これを終始やってればいいんだろう…?
お安いご用。」

兄「何かが違う!!
確かに猫みたいだけど、何かが違う!!」



兄が必死に爪の痛さに耐えていると、
玄関に行っていた母が戻ってくる。



後ろには暁メンバーが約10人。



ペ「ハッピバースデイ!!イタチ!!」

兄「ちょ、メンバー全員で来たんですか!?」

小「何?少なかった?」

兄「逆です!!多いです!!」

蠍「まぁいいじゃねーかよ。
みんなお前の誕生日を祝いたかったんだから。」

デ「何クサすぎるセリフぼやいてんだ旦那。」

鬼「おや、なんとも珍しい光景でかすねぇ。
弟くん、今日はイタチさんにベッタリじゃないですか。」

兄「え!?ああ…うん!!そうなんだ!!
誕生日だからかな!?きっと愛情をプレゼントしてくれてるんだろう!!」

弟(さらに深く爪を食い込ませる)

兄「痛い痛い痛い…」

飛「…で、今日何やるかとか予定ちゃんと立てたのかよイタチ。」

兄「…は!?
え、俺ですか!?俺が自分のために予定立てるんですか!?」

飛「ん?ちげーの?」

兄「いやあの…俺はてっきり…みなさんが今日やることを考えてきてくれていたのかと…」

小「うぬぼれないで。
私たちは何にもしてないわよ?」

兄「えー!?あんまりですよソレはァ!!」

ペ「まーまー、いいじゃんいいじゃん。
あ、そうだ。俺さ、この前3DDS買って、今それ持ってんだけど…(懐から3DDSを取り出す)」

兄「え…」

デ「お!!奇遇っすねリーダー!!実はオイラも持ってます!!」

蠍「そういや俺も。
昨日奮発して買ったんだ。」

ペ「うそ!!すごい!!
まさかみんな持ってたりするの!?」


リーダーが皆に確認をとると、各々首を縦に振る暁メンバーたち。


ただ、イタチだけが不安げな表情をしていた。


ペ「じゃ、じゃあ、
みんなで対戦しよう!!」

飛「お、いいねぇ!!
今日の予定はそれで決まりだ!!」

兄「あの…俺の誕生日会では…?」

弟「(暁メンツたちに)俺も交ぜろ。」

兄「なっ…サスケまでッ」


イタチだけが3DDSを持っていないとは知らず、
円上に寝ころんだり、座ったりして対戦を始める老若男女。


完全に蚊帳の外に出された今日のメイン。


母「(クッキーを用意しながら)あれ?イタチはいいの?あの輪に入らなくて。」

兄「母さん…。」

母「ん?」

兄「誕生日プレゼント…3DDSでお願い出来ますか?」







うちは家長男は、この三日後くらいに
弟に3DDSを買ってもらったという。








‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

二ページ目で、セリフのなかった暁メンツが数人いますが、一応その場にいるという設定で…。
すみません。セリフ作るのを忘れてしまったんです。
今回はページごとにオチを入れてみました。(ちゃんとオチてるかどうかは不明ですが)初の試みです。
まぁ、どうでもよさげですが…。

とりま、兄さん、HAPPY birthday!!

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