Akastuki

□BAR snake
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『BAR snake』




デ「旦那、お帰り。」


3日間の修行を終え、
BARサソリ座の女店長、サソリが帰ってきた。


蠍「まぁ、一時帰宅みたいなもんだ…。
明日にはまた迎えが来て連れ去られるからな俺。」

イ「大変だな。」

ナ「どうだったの?
snakeの方は。」

蠍「どうって…」

サ「マスターの体験談プリーズ。」

ナ「最悪の場合も覚悟してるから、隅々まで語ってくれ。」

蠍「最悪の場合って何だよ。
まさか変なこと想像してんじゃないだろーな。」

サ「大丈夫だ。マスターの淫乱話もしっかりと受け止めてやる。」

蠍「やっぱ変なこと想像してる…!!
淫乱話なんてするかよ恥ずかしいな。そもそもそんなの体験してねーし。」

サ「チッ…何だよ。」

蠍「何故残念そうな顔をする…!!」

ナ「なーもーいいから早く!!」

蠍「するから!!せかすな!!」

デ「はいまず、snakeの雰囲気。」

蠍「雰囲気…?
んー…昼間のカフェはなんか…流行の森ガールって感じだったな。
夜のBARはもう店名のまんま。」

イ「ほう…。」

サ「森ガール…。」

蠍「それでよ、そこの店員?全員大蛇丸の部下の奴らなんだよ。」

サ「メガネから始まって、ザク、ドス、キンに左近、次郎坊、多由也、鬼童丸…そして君麻呂?」

蠍「詳しいなお前。
そうその9人の店員で店営業してて、
接客専門のメガネ以外は全員、裏の広ーい厨房でせこせことコーヒーだのパフェだの作ってやがったぜ。」

イ「それはカフェの方の話か?」

蠍「いや、両方の話だ。
それでよ、その店員の中のメガネが異常なまでに腹立つんだよな。
そもそも俺はバーテンダーっつってもまだ見習いだし、snakeの方の連中にとっちゃ後輩なわけじゃん?
…まぁ、厨房の奴らはみんな礼儀正しくってよ、俺が年上だからってことでちゃんと敬語使ってくれたんだけどさ、
でも、あのメガネだけは、
『君は後輩、僕は先輩。
だから君はちゃんと僕に敬語使おうね?』
って言ってきやがって…。
それで、俺が『は?』って反発すると、
『は?じゃなくて、はい、でしょ?
君、世の中の返事っていうもの分かってる?』
とかさ、もう嫌みたっぷり。
『なんであんたみたいなメガネに敬語使わなきゃならねーんだよ。』
って俺も負けじと言い返してやったらさ、
アイツ…容赦なく俺の腹に蹴り入れてきやがった…。」

ナ「えー、ひど。
あのメガネホント性格悪いよな。」

蠍「だろ?そう思うだろ?
しかも、それだけじゃないんだ。
『君はまだ新人だから、雑用をとにかくやってもらうよ。』
ってメガネ光らせながら俺にぞうきん渡してきて、
『…トイレ掃除よろしく。』…って。
マジありえねぇこいついつか絶対俺のコレクションにしてやるって思ったね!!
俺はオカマから立派なバーテンダーになる極意を教わりに来ただけなのになんでトイレ掃除なんかしなきゃならねーんだってッ
メガネのことぶん殴ってやりたかったけどよ、アイツも逆らえばチヨバアをインターネット上で口説き落とすとか脅してきやがってさ…
卑怯だぜ、マジで。」

デ「そんなにチヨバア口説かれるのが嫌なのか旦那は、うん。」

蠍「だってあいつらだぜ!?
ろくでもねー男に祖母のハート射抜かれるのを黙って見てられるかってんだッ」

イ「おばあちゃん思いのいい孫だ。」

蠍「よく言われる。
…んでさ、トイレ掃除、仕方なくやったんだけど、
『終わりました』って告げたらいよいよカクテル修行か!?なんて思いきや、
『next is 皿洗い。ひたすら皿洗いだよ。』って満面の笑みで言われて。
『ふざけんなよテメェ…。』
っつったら、
『テメェじゃないでしょ。
了解しましたカブト先輩でしょ?』ってよ…。
ったく、カブト先輩って何だよゴロわりぃ…。」

サ「カブト先輩…。」

ナ「俺だったらぜってー言いたくねぇってばよ。」


と、そこに16歳2人の頭をガシッとつかむ1人の男。


カ「大人しく聞いていれば、
先輩の愚痴言いたい放題だね。」


カブトだった。


蠍「げっ…先輩いつの間に来店してたんですか!?」

カ「うん?ぞうきんの話辺りからかな。」

蠍「アハハ…
ずいぶん俺の話聞いてたんですね。」

ナ「おめー人の頭わしづかんでんじゃねーよッ
いてーよ放せよ!!」

サ「大体アンタ、音もなくどこから店に忍び込んできた!?」

カ「トイレの窓から。」

デ「どこから入ってんだッ」

蠍「それで…あの、カブト先輩?
…何の御用件で。」

カ「…BAR snakeのマスターが呼んでるよ。」

イ「大蛇丸か。」

蠍「…何で?」

カ「伝言を預かってる。
『昨日は雑用ばっかり任せちゃってごめんなさいね?
今すぐくればプロバーテンダー大蛇丸の素晴らしいテクニックを伝授してあげるわよ?』
…だ、そうだ。」

サ「スゲー。オカマ丸の伝言をまんま感情も込めて言いやがったよ。」

蠍「演技派なんスね先輩。
…で、それは事実なんですか?」

カ「当り前でしょ。
じゃなかったらこんな貧相な店になんてわざわざ出向かないよ。」

蠍「そ…そうっスよねー(作り笑い)」

デ「サソリの旦那、ムリしてる…!!」

イ「こういうのが一番ストレスになるからな。かわいそうにマスター…。」

カ「それで、来るの?来ないの?
僕的には来ないでほしいんだけど。営業妨害にもなるし…。」

蠍「もちろん行くに決まってんだろ。
営業妨害になるならとことん妨害してやる。」

カ「度胸あるね、チビのくせに。
というか敬語使おうよ。そんなにおばあさんのこと口説いて欲しいの?」

蠍「チビ言うなよメガネ。
いい加減チヨバアの乙女心を人質に取るのやめろ。
人質ならチヨバアじゃなくってここにいる4人の中から取ってくれよ。」

デ「4人とはオイラ達のことか…。」

イ「え!?マスター裏切り者!!」

カ「いらないよ。すすめられても全力で返品するよこんな奴ら。」

ナ「返品…。もはや品か、俺たちは。」

サ「こんな奴らって何だよメガネ。
メガネ割るぞオラッ」

カ「あ、じゃあサスケ君だけ大蛇丸様への軽い手土産として持ってこうかな?」

サ「おまっ…軽いって何だよ。手土産ってふざけんなよッ
俺は手の平サイズの特産品かッ」

蠍「おう持ってけ。
その代わりチヨバアのことはあきらめてくれよ?」

サ「アンタも引きとめろよ!!数少ない常連客なのに!!」

ナ「サスケッ…元気でな…。」

サ「あのー…一生の別れ的な雰囲気を作らないでくれるか?」

カ「(サスケの腕をつかんで)さぁ、そろそろ行こうか。うちのマスター、待つのだけはすごく嫌いみたいだからさ、これ以上ぐずぐずしてたら本気で暴れ出すよあの人。」

サ「え?俺も連れてく気?」

カ「手土産に…(メガネをくいっ)」

サ「殺すぞお前。」

蠍「チヨバアの乙女心のためだ、協力してくれイタチの弟よ。
…さっ、行こう。BAR snakeの営業妨害をしに…フフフw」

カ「それは困るな。」


ゆるくぶつくさお互いに言い合いながら店を後にするサソリとカブト。


何故かサスケもテイクアウトされて行った。


デ「あれ?イタチの旦那、弟君連れてかれちまったけど…取り戻しに行かなくていいのか?うん。」

イ「…嫌だとか言ってテイクアウトを拒むかと俺は踏んでいたんだが…
何だサスケの奴、すんなりテイクアウトされやがったぞ…!?何で!?」

ナ「アレじゃん?俺たちが知らない間におのオカマにハート射抜かれたんじゃん?」

イ「そっ…それは激しく困るぞ兄さんは!!
(席から勢いよく立ち)ちょっと俺、弟を連れ戻しに行ってくる…!!」


言った後、猛ダッシュで店の外へ駆け出すイタチ。


店内に残されたのは九尾と喝の2名。


なんとも奇妙な取り合わせである。


ナ「…俺とお前の間って…」

デ「うん?」

ナ「会話のネタがねーよな…。」

デ「…知ってる。」


そこで途切れた2人の会話。


この沈黙はサスケを見事取り返したイタチが戻ってくるまで約10分間続いた。









‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

オチ微妙ですみません…。
最後にダブル金髪を残したのがダメだった…。

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