Akastuki

□バーテンダー
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『連ドラ、バーテンダー』



三流店BARサソリ座の女、
本当に赤字続きでまずいことになってきたが、閉店するわけにはいかないとマスターは根気よく営業を続けている。


そんな崖っぷちのBARには例の常連客たち。


いつもはたわいのない会話(ほとんど下ネタ)をしているマスター含め5名の男たちだが、

何故か今日は、雰囲気が違っていた。


皆、どことなく真剣な顔つきである。



デ「旦那…バーテンダー…」

蠍「知ってるよ。相葉だろ…。」

サ「見てるよ俺…。」

ナ「俺も。」

イ「途中から見てます…。」

蠍「んな俺だって見てるし。同業者もんだからな。」

デ「でもサソリの旦那、この店開いてから、一杯もカクテル作ってねーよな…うん。」

蠍「だから今こうやってシェイキングの練習してんだろーが。」

サ「マスター、こぼしてる。」

蠍「げっ…」

ナ「おい、大丈夫なのかよ…。」

イ「そんなんじゃコンクールで優勝なんてできないですよ!?」

蠍「コンクールなんて出る気ないから。」

デ「出ないの!?」

蠍「そんな驚くなし。
じゃあお前がでるか?」

デ「いや、なんでそうなるんですか…。」

サ「なんかドラマで言ってたよな…。
バーテンダーは、客の心を癒すのが義務だって…。」

イ「俺…あなたに心を癒された覚えが全くないんですが…。」

蠍「そりゃ記憶喪失だな。」

イ「違うと思います。」

デ「サソリの旦那、カクテル作るよりもまず、俺たちの心を癒してみろよ。
少しでも旦那のおかげで癒えることができたら、旦那を一流のバーテンダーとして認めてやる。」

蠍「何コイツすごく上から目線。
まぁ、いいや。その挑戦状、受け取ってやる!!」

ナ「ノリいいぞー!!」

蠍「じゃあどんと相談こいや!!慰めてやるから!!」

イ「はい!!一番手は俺でいいですか!?」

蠍「お前、いろいろ抱えてそうだもんな。」

イ「あの…俺には悩み事が数個ありまして…」

蠍「人間には悩み事は付きもんだ。」

イ「…就職ができないのと、」

蠍「不景気だもんな。」

イ「弟に好かれないのと…」

蠍「それはお前に問題があるんじゃないか?」

イ「今年から…グスッ…花粉症に…なって…グスッ」

蠍「花粉症くらいで泣いてんじゃねーよ。
女子かお前は。
あとそのまま俺にくしゃみとか鼻水ぶっかけたらマジくぐつにしてやる。」

イ「なんか攻撃された…!!?
癒してもらえなかったぞデイダラ!!」

デ「イタチの旦那…ドンマイですw(さわやかな笑み)」

イ「適当に流された…」

サ「あ、じゃあ次俺。」

蠍「ドSマン…来い!!」

サ「あの…マスターはなんで生まれてきたんですか…?
超気になってて最近じゃろくに眠れやしないんですよ。」

蠍「…難しい質問。
えー…神から、何らかの使命を受けて、この世に生れてきたんじゃないか…?」

サ「その使命ってなんですか?」

蠍「皆を癒すこと…」

サ「現に誰もマスターに癒されてないんで違うと思います。」

蠍「それじゃあ…この店を開くことかな…?」

サ「誰も必要としてませんよこんな店。」

蠍「あのさ…何でさっきから丁寧語使ってんの?
なんか怖いんだけど…。」

サ「マスターと距離を置くためです。
あんまりマスターとは仲良くしたくないんで。」

蠍「じゃあこの店来るなよ!!」

デ「旦那落ち着け。
…で…オイラも一つ、悩み事が…。」

蠍「なんだ?」

デ「あの…ゲイバーで、バイトしようかなぁ…って…。」

蠍「早まるなデイダラ!!
お前はまだ男だ!!」

デ「…この前、たまたまマクドナルドで大蛇丸と隣の席になったんですよ…。
で、ずっと無言でいるのもどうかなって思ったんで、
『仕事見つからないんですよね〜』って言ったら、
『じゃあゲイバーで働きなさいな。
ちょうどあなた髪の毛は女子並みに長いし、顔も中よりちょっと上くらいだし、イケるわよ。頑張って!!』…なんてアドバイスされちまって…。
少しだけ、『おおそうか…。』って納得出来たんですよ…。うん。」

蠍「…あー…ならいいんじゃね?やっても。
自分で少しでも納得出来たんなら…。」

デ「でもオイラ…アイツとだけは同族になりたくなくて…!!」

サ「わかるぜその気持ち…!!」

デ「は!?男の中の男って感じのするお前に、いったいオイラの何が分かるってんだよ!!」

サ「色々だ!!」

デ「抽象的…!!何、色々って…!!」

サ「お前と共演してるときにわかったぜ…。
お前…実は心は女だと…!!」

デ「わかってない!!オイラは男だ!!どっからどう見ても男だ!!うん!!」

蠍「2人とも落ち着け!!
デイダラ…日本国憲法には個人の意思を尊重する約束がある…。
ゲイバーで働くかどうかは、お前自身で決めればいい。」

デ「それができねーから、旦那に相談してんだよ!!」

蠍「重い!!
俺の判断だけでお前の人生を180度変えることができるなんて重すぎる!!」

デ「その客の重みを受け取るのも、バーテンダーの仕事だ!!」

蠍「そんな…俺にはそんなこと…。」

ナ「あーもうぐだぐだうるせーなァ…。」

蠍「なんだと九尾!!
主役はすっ込んでろ!!」

ナ「嫌だね。
…あのな、俺は、人間は辛いことを乗り越えてこそ大きくなれるって信じてるんだ。
今は就職難で全く仕事がみつからなくても、せっかく開いた店が全然繁盛しなくても、それは自分が成長するための試練で、その試練を乗り越えたらきっとすごく楽しい世界が待ってる。
それと、経験。
いろんなことを経験するごとに、人間はまた大きくなれるんだ。
ゲイバーにしても同じ。働いてみて今まで知らなかった知識もつくと思うし、新しい世界も広がると思う。
でもそれは、決してムダなことなんかじゃなくて、必ず自分の糧となってるはずなんだ。」

サ「なんか悟りを開き始めた…。」

ナ「俺はな、16年生きてて、そんなことを頭の片隅に入れながら生活してる。
辛いことがあっても、ムリだよって思うような頼みごとが来ても、絶対逃げないで、最後までやり遂げようって決めてるんだ。」

蠍「あの…俺も辛いことから逃げないで、ちゃんと最後までやるべきことをやれたらあなたのようにビックになれますか…?」

ナ「もちろん。」

デ「お、オイラも…ゲイバー…挑戦してみようかな…。」

イ「あきらめずに仕事探します!!」

サ「え、なんだこのノリ…。」

蠍「なんか俺、気分軽くなっちゃったんですけど…。」

デ「客に癒されるなんて、何やってんだよ店長!!w」

イ「わかったぞ!!
本物のバーテンダーは、君だ、ナルトくん!!」

蠍「うわー!!仕事取られたー!!w」


アハハハと笑い合う4人。

サスケだけが、4人と距離を置いていた。


サ「え、あの…ガチで何このノリ…
若干気持ち悪い…。」











‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

テンポ途中から乱れました…。
悟り開いてごめんなさい…。

連ドラ、「バーテンダー」、相葉ちゃん素敵w

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