Akastuki

□サソリ座の女。valentine
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『バレンタイン』



休日は雪が降った。


いつも元気なBARサソリ座の女もその日はさすがに臨時休業だったが、
今日は待ちに待ったバレンタインデーということで、

寒さに怯まず、
元気に開店している。



蠍「あのさ、俺、思ったんだが…」

デ「?どうしたよ旦那。」

蠍「甘いもの苦手ってすごく致命的だと思うんだよな…。」

サ「…。」

蠍「噂で聞いたんだがお前…
甘いの嫌いだからって、女子からせっかくもらったバレンタインチョコ、甘党のイタチに全部まわしてるらしいな…。」

イ「そうなんですよ!!」

サ「…。」

ナ「女子の気持ち踏みにじってるよなその行為。
俺が女子だったらマジで泣くわー。」

サ「うるせぇな。人にはそれぞれ、食の好みっつーもんがあんだよ!!」

蠍「女性の気持ちを蔑ろにする好みなんてあるかぁ!!」

デ「いけ旦那!!女の見方!!」

蠍「と、いうことでだ!!
今日はお前に、甘いものの大切さを知ってもらう!!」

サ「か…家庭科の授業みてーだ…。」

蠍「いいか…?
今日は、俺、あんたのために特製パフェを作ってきてやったんだ。
(言ってサスケの前に生クリームギトギトのいかにも甘ったるそうなパフェを置く)」

サ「…うわ…マジかよ。」

イ「店長ステキ!!」

デ「生クリームの量はんぱねー!!うん!!」

蠍「タイトル…北海道。」

ナ「白だけに!!」

蠍「これ全部食ったら、一人前のジェントルマンとして認めてやるよガキ。」

サ「チビに認めて貰っても嬉しくねーよクソッ(しぶしぶスプーンを持ってパフェをつつき出す)」

ナ「フフフw…サスケがパフェ食ってるw」

サ「何がおかしい!!」

ナ「似合わねー!!」

サ「ギャップ萌が起きるかもしれないから、別に似合ってなくてもいいんだよ!!
つか…なにこれ…生クリームの中から、なんか出てきた…。」

蠍「ん?ああ、それ?プリンだ。
ちなみに俺が作ったプリン。」

デ「え!?旦那強!!」

蠍「ホントは俺のおやつ用だったんだけど…どうせなら分け与えてやろうと思ってな。」

サ「いらねーおせっかい…。」

蠍「で、プリンの上にはカスタードクリーム乗せといてやったから。感謝しろ。」

サ「は!?カスタード!?プリン&カスタード!?ほとんど同じじゃねーかよ!!」

蠍「オシャレオシャレ。」

サ「何が!?
生クリームでほとんど見えてねーし!!」

蠍「まーまーまー。文句言うな。
あ、そうだ。これじゃさすがに可哀想だからアレ足してやんよ。」

サ「…?」

蠍「(厨房から取ってきて)…メープルシロップと、加糖練乳…どっちが良い?」

サ「どっちも嫌だ!!」

蠍「じゃ、両方な?(パフェの上に2つともドボー)」

サ「あ!!ちょ!!ふざけんな!!」

蠍「はいオマケ。とちおとめ、でかいのボーン。(パフェの上に形の悪いイチゴを一つ乗せる)」

サ「いやー!!」

イ「イチゴが乗ったからさらにオシャレ…w」

蠍「だろ?」

ナ「いーなー、なんか。
見てたら俺も食いたくなってきたってばよ…。」

蠍「お!!注文!?注文か!?」

デ「目が輝いてる…。」

ナ「え、じゃあ、サスケと同じパフェくれ。」

蠍「勇者だお前。(厨房に作りにいく)」

サ「ナルト…いいのかよ。これクソ不味いぞ?
もう、甘、甘、甘…って感じだ。」

ナ「大丈夫。俺甘いの好きだし。」

サ「はー?」

デ「なぁ、それ…何カロリーくらいあると予想する?」

イ「…1000!!」

サ「そんなにある!?」

ナ「1日のカロリーの約半分じゃね?それ。」

サ「うわ、最悪だわ…。」

蠍「(厨房から戻ってきて)何が最悪なんだ?
…はい、ご注文の品。」

ナ「うわ、すげw
ちなみにいくらだ?店長。」

蠍「んー、一万…って言ってやりたい所だが…
今日はバレンタインだからサービス。
先に器をカラにしたほうはタダにしてやる。」

サ「待てい!!そんなルール、俺には超不利!!」

蠍「うるせー。甘いの嫌いな自分がいけないんだろ。
文句言うんだったら自分の好き嫌いに言いやがれ。」

サ「畜生めが…。(ナルトを睨む)」

ナ(薄ら笑い)

デ「だけど一万って…相変わらず高いな…うん。」

イ「ぼったくりだ。」

蠍「客足少ないんだからしょうがないだろ!!」

イ「あの…もしや常連って…俺たちだけ…?」

蠍「常連…てか客がお前らだけ。」

デ「うわ寂し!!」

イ「店長、何か悪いことでもしたのか?」

蠍「してねーよ!!」

デ「身長が短いから客が来ないんだよきっと。」

蠍「殺すぞテメェ!!」


ギャーギャー、客足と店長の身長のことについて話す暁の人三名。

一方16歳二名の方は、互いの間で火花を散らしていた。


サ「これ、俺が先に完食したら主役に昇格…!!」

ナ「俺が先だったら、俺の整形代、お前に払ってもらう…!!」

サ「俺が先だったら、世界最高級のトマトでもかってもらおうか…!?」

ナ「俺が先だったら、世界最高級のラーメン、腹一杯おごってもらうからな…!?」

サ「宇宙旅行代、アンタ持ちだ!!」

ナ「サスケが負けたらバリカンで頭剃れよ!?」

サ「じゃあお前も剃れ!!」

ナ「嫌だね!!」

蠍「張り合ってねーで早く食えよ。」

ナ「ぜってー負けねー。」

サ「フン。俺だって。」


16歳2人、凄い勢いで甘甘パフェを実食し始める。




〜数分後〜



ナ「ヘイ!!やりぃ!!」


彼の前にはすっからかんの器。


蠍「勝者九尾!!」

サ「…死ぬッ」

イ「サスケェェ!!大丈夫か!?なんか顔が青白いぞ…!?」

ナ「おいおい何だよサスケぇ。全然食えてねーじゃんw
プッwださっw」

サ(怒)

蠍「お前大丈夫?
ちょっと口直しにでも食えやしょっぱいの。(言いながら納豆を差し出す)」

サ(口を手で覆いつつ、首を激しく横に振る)

蠍「何だ、嫌なの?」

イ「店長、彼実は、納豆も苦手なんです!!」

蠍「んだそれ日本人として失格ー!!」

サ「もう無理…気持ち悪い…もう食品見たくない…。」

デ「スイーツパラダイスでケーキガツ食いした後みたいになってるぞ?うん。」

サ「ううう…」


と、そこに来客。


桜「サスケくーん


手に赤い包み紙がしてある箱を持ったサクラが来店してきた。


ナ「あ、サクラちゃん!!何々?俺にもくれるの!?どうなの!?」

桜「もちろん。(バッグに手を突っ込み)はい、チロルチョコ。」

ナ「…。」

桜「んで、サスケくんにはー、毎度恒例、本命チョコ
ゴディバだからちゃんと食べてね?」

デ「ゴディバ…。」

蠍「チョコ格差広がりすぎだろ…。」

サ「あ…も…もういらな…」

桜「は?」

サ「もう甘いの嫌…。」

ナ「バカお前!!それ禁句…」

桜「…サ…サスケくんねバカー!!(バッグでサスケの顔面をたたく)」

サ「ブェッ!!?(Let's 鼻血)」

桜「いいわよもう!!アンタなんか嫌いよ!!
カカシ先生に渡してくる!!」


サクラ、バッグの衝撃でカウンター席から落下したサスケをひと踏みしてから、スタスタと店内から立ち去る。


ナ「待って!!だったらゴディバを俺にくれよ!!」

デ「女って…怖ぇーな。うん。」

蠍「あーあ。嫌われちまったな。」

サ「…アンタのせいだろ!!」







‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

途中テンポが崩れてしまいました…。
相変わらず、話の展開が早すぎる…。

そして、大幅にバレンタインから遅れてのアップ、本当に申し訳ありませんでした!!

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