Akastuki
□友チョコ
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蠍「(デイダラに小さな包み箱を差し出す)ん。」
デ「…何ですか、これは。」
蠍「…逆チョコ?」
デ「何故疑問系!?
ってゆーかオイラは女じゃないです!!」
蠍「…そーおどろくなよ。
逆チョコっつーかアレだ。友チョコだ。」
デ「旦那は女子なのか?
男同士で友チョコとか気持ち悪さ極まりないぞ?うん。」
蠍「うるせーなぁ。
俺だって、バレンタインっつー一年で最大の甘いイベントに参加してーんだよぉ。」
デ「だったら、女子からチョコ貰えるまで待ってりゃいーだろーが。」
蠍「もらえねーからこっちから飛び入り参加してんだろ?
もーぐずぐず言ってねーで受け取れよ。一応、俺の手作りなんだから。手作りっつっても板チョコ溶かして固めただけだけど…」
デ「旦那の手作り!?ど、毒が入ってそうで食うのすげー嫌だ!!」
蠍「入ってねーよ。
どこまで俺を疑う気だお前。」
デ「だって…(訝しげにサソリの手の中にある小包を見つめる)
…アレ?旦那、この包み…土が付いてるけど…。」
蠍「え?マジで?」
デ「落とした奴なのかそれ。落とした奴を旦那はオイラにくれようとしてるのか?」
蠍「たまたまだろ。」
デ「たまたまって、ちょ…うれしくねーよ。落とした奴貰っても。」
蠍「落としたっつーか、正確には投げ捨てられたって方が正しいがな…。」
デ「投げ捨てられた!?もっと嫌だ!!」
蠍「あのな…実をいうと、逆チョコと称して小南にこれ、渡してみたんだ。
そしたら、
『は!?キモ!!』
っつって思いっきり地面に投げつけられちまってさ…。
絶対中身ぐちゃぐちゃになってるよ。」
デ「旦那。」
蠍「何。貰ってくれるか?」
デ「そーいうのは、自分で処理しようぜ?うん。」
その後、投げ捨てにあったチョコは、
サスケ経由でイタチにまわされたという。
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ハッピーバレンタイン★
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