Akastuki

□サスケの浮気
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『サスケの浮気』


ちんちくりん、毎日赤字のBARサソリ座の女に、

有名タレントが殴り込んできた。


男「おいゴラ゙ァ゙ー!!」

蠍「あ、いっらっしゃいませー。」

男「何?アンタ店長!?
あのさ、うちはサスケっていうバカいる!?」


どうやらそのタレント(27歳)は
うちは家次男坊に用があるらしい。


サ「あ゙?誰がバカだこのハゲッ」

デ「相手ハゲてないよ。
髪ふさふさだよ。」

イ「サスケ、人の悪口は、その人の様子を見てから言いなさい。」

ナ「いや、悪口は言っちゃまずいだろって…
あの…五宮金次郎さんですか?」


殴りこんできた男をいぶかしげに見上げるナルト。

五宮金次郎と呼ばれた男は「ああ…そうだけど。」と言ってナルトを見た。


蠍「うぇ!?マジで!?あの五宮金次郎!?」


びっくりする店長。


イ「五宮金次郎って…
この前まで連ドラ『ブリーダー、犬を飼う。』で大活躍だった人?」

蠍「そうそう、それの主役だった俳優!!」

デ「よかったなマスター!!
ついにこの店にもそんな大物が来るようになったんだな!!」

蠍「ああ!!
これでやっと赤字緩和だぜ!!」


喜ぶ店長とその常連客。


が、その中で唯一、サスケだけが金次郎のことを睨みつけていた。


サ「おいお前…俺になんか用かよ。」


低い声のトーンでそう尋ねる。


五「ああ…大アリだよボケ。
別に大アリのアリは虫のありんこのことじゃねーからな?ボケ。」

サ「ボケボケうるせーよ。
つーか誰もアリを虫の方だとは思わないから。
いらねー解説してんじゃねーよハゲ。」

五「俺別にハゲてないから。死ね小僧。」

サ「死ねはお前だおっさん。」

五「俺まだ27だから。おっさんじゃないから。
おっさんはこの店の主だろ小僧。」

蠍「何だアイツ。来店早々失礼な奴だな。」

イ「あ…あの…。
俺の弟が、なんかしたんですか…?
まさか窃盗…!?」

サ「してねーよ。」

五「いーやしたよ君は。
俺のなっちゃんを奪ってったじゃないか!!」

イ「…。」

デ「なっちゃん…?」

蠍「なっちゃん…ってお前?(ナルトに確認)」

ナ「なに考えてんだってばよ。
違うから。」

蠍「なんだ、つまんねーの。」

ナ「いや俺に笑いを求めないでくれ!!」

サ「なっちゃん…?誰だそれ。俺は知らないな。」

五「知らないって、とぼけるなよ。
俺の彼女。この前一緒に原宿うろついてたろアンタ!!」

サ「…知らないな。(言って、五宮に背を向ける)」

ナ「サスケ、汗ダラダラだけど。大丈夫か?」

サ「べ…別に汗なんてかいてねーし。」

蠍「顔色も、なんか優れてないな。気分悪い?」

サ「わ、悪くねーし。」

デ「あ、もしかして、
そのなっちゃんて子、実は知ってるんだろ。」

サ「だ、だだだだから、
ししし知らねーしッ」

五「カミカミじゃねーか!!
動揺しすぎだよお前!!」

サ「だーもー金髪ロン毛が変なこと言うからァァ!!
そーだよ!!なっちゃんと浮気してますぅ!!いーだろ別にもー、ほっとけ!!」

蠍「投げやりだな。」

イ「っておい、サスケ…。浮気ってなんだ?
兄さん初耳だぞ?」

サ「あ゙?」

イ「だから浮気ってなんだって聞いている。
…さぁ、お兄ちゃんに全部話してみなさい。」

サ「顔怖えーよ…。
浮気ってのは…アレだ。浮ついた気…」

イ「真面目に答えなさい。」

サ「…何お前。何で今日はそんなに威力があるわけ!?」

イ「さー?何でだろう。
お月さまのパワーじゃないかな。」

サ「意味わかんねーよ。」

ナ「…っつーかサスケ、浮気かよ…。ませてるなぁ、サスケのくせに。」

サ「最後の一言超気になるんだけど。」

五「…おい、小僧。兄だか友達だか知らないけど、くっちゃべってないで早く俺に懺悔でもしたらどうなの?
じゃないと黒髪のトサカ頭くんって呼ぶよ?」

サ「何ソレ!!トサカとか超嫌だ!!」

五「だったら早く。
なっちゃんとABCのCまでしてごめんなさいって、土下座しろよ。」

サ「…してないです。」

五「は?」

サ「あの…ABCのAすらしてないです。
つーか手すらつないでないです。」

蠍「それって、浮気っていうのか?」

デ「…ただのお友達じゃね?」

サ「うっうるさい!!
浮気っつったら浮気なんだよ!!」

蠍「何大人ぶってんの?ガキが。」

イ「大体な、大人がするのは浮気じゃなくて不倫だ。」

イ「イタチ、お前は口閉じてろ。」


と、そこにドアの開く音。

息を切らした美人というよりはかわいい女が店内にあわてて入ってくる。


五「…なっちゃん!!」

蠍「あ、その子がなっちゃん…。」

デ「かわいらしい。」

イ「妹にしたいタイプだ。」

蠍「アンタは弟で十分だろって、イタチは口閉じてろ。」

な「…あ、ゴノ…。」

デ「ゴノ!?あだ名なのそれは!!だとしたらなんか変だぞ!?」

五「なっちゃん…なんでここが…」

な「…何ではこっちのセリフよ!!
なんで殴りこみなんかするの!?恥ずかしい!!」

五「あ、でも…そこのトサカが…」

な「トサカ!?
…ああ、彼は別に…」

サ「え、ねぇ今、トサカで通じあったんですけど2人。
何、俺ってニワトリなの!?」

イ「コケコッコー」

蠍「イタチうるさい。」

五「別に何だよ。
どーせ浮気相手なんだろ!?なっちゃん、ずっと自分は年上しか彼氏にできないって言ってたのに、いつから年下の男に乗り換えたんだよ。
しかも五つも下って…。」

な「乗り換えてない!!
ゴノはなんか誤解してる!!
私、彼とはお友達なだけだから!!」

サ「え゙。」

五「お友達でも、ABCのCのとこまで発展させるつもりだったんだろ!?」

な「違う!!どうして信じてくれないの!?
もうこの際だからはっきり言うけど、」

蠍「お、このままいくと別れ話か。
やめろよな〜。人様の店ん中でそんな物騒な話は。」

デ「ゴノくんのわからずや!!とか言い出すのかな、うん。」

な「彼、っつーかトサカは、金とるだけ取ってポイする予定だったの!!
ここまで言っても信じてくれない!?」

蠍「わからずや言ってねーじゃん!!」

デ「ポイ…笑」

五「なっちゃん…。」

サ「なっちゃ…(完全に心が折れた顔)」

ナ「サスケ…いや、トサカ、ドンマイ。」

サ「いや、サスケであってるよ。」

五「なっちゃん、そうだったのか…。
ごめんな?俺…お前を愛するあまり早とちりを…。」

な「ううん。いいのよ。わかってくれれば…。」


2人、しばらく視線を絡み合わせたあと、お互いハグ。


蠍「昭和のドラマの最終回かお前らは!!
ドンぺリだけたのんでとっとと帰れ、暑苦しい!!」

デ「なんか無理に注文させようとしてる人がいるんですけど、うん。」

蠍「あ゙ぁ゙?うるさい。赤字緩和だ!!お前も協力しろ!!」

デ「え゙ー…。」

五「あ、あのー、小さな店長さん、どうもお騒がせしました。」

な「もー、うちのゴノがすみません。小さな店長さん。」

蠍「やめろ!!その呼び方!!
なんかファンシー!!」

サ「トサカよりは…マシだろ。」

ナ「サスケ、じゃなかったトサカ。突っ込みは元気にやろう!!」

サ「だから…サスケであってるって…。」

デ「空気どんどん抜けてってるけど彼…。」

イ「何!?
だったら俺が人工呼吸を…!!」

サ「やめろ…気色悪い…。」

ナ「しおれてるとホントに気色わるがってるように見えるな。」

五「あ、じゃあ俺たちはこの辺で。」

な「ホント、失礼しましたー。」


2人、ドンぺリは注文せずにさっさと退場。


蠍「おいなんか頼んでけよ!!」

デ「忙しいな、あの二人。
…ってゆーか、トサカ、大丈夫か?うん。」

サ「だからトサカじゃないって…。
もう…大丈夫なわけないだろ…。」

イ「トサカ…悲しいときは、俺が人工呼吸を…」

サ「キモ。
お前までトサカ言うか。この下まつ毛。」

ナ「でもさー、途中で言ってもらってよかったじゃん。
俺なんか、金、とるだけ取られてポイされた経験アリだからな。」

蠍「あー、あったなそんな事…。」

ナ「もうあん時は、
悲しみだけじゃなく、憎しみとか、あと自分に対する哀れみとか、いろんな感情が入り混じって、わけわかんなくなったからな。
それと比べりゃまだいいよトサカは。」

サ「トサカちゃうわ…
俺…もー女なんて嫌だ…。」






うちは家の次男、

女性恐怖症になりそうです。






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ストーリーぐちゃぐちゃでごめんなさい。
「ブリーダー、犬を飼う。」の単語だけ出したかっただけなんです。

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