Akastuki

□引き立て役
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デ「一つ疑問に思っていることがある、うん。」

蠍「何だ?」

デ「なんでイタチの旦那ばっか女にモテるんだ?」

蠍「それは、そーだな…やっぱ顔じゃないか?
男は顔で勝負って言うだろ?」

デ「顔で勝負だったらオイラ達芸術コンビは勝ち組だ、うん。
世界イケメンランキング作ったら上位の方にいるくらいだむしろ。
なのになんで?」

鬼「それはやっぱり、彼がジェントルマンだからじゃないですか?」

デ「鬼鮫の旦那…。」

蠍「おいお前、人の性格の見方間違ってるぞ?
アイツのどこがジェントルなんだよ。ただの変態ブラコン野郎じゃないか。」

鬼「…そーですねぇ。」

デ「性格じゃないとしたら何だ?なにか女を引き寄せる磁石的な力があるのかアイツには。」

鬼「フェロモンですかね。ほどよい感じのエロさがあるんですよきっと。」

蠍「なんかお前がフェロモン言うとキモく聞こえる。」

鬼「なんですって?」

デ「エロさか…だったらうちの旦那も負けてないぜ?うん。」

鬼「だめですよ〜サソリさんじゃ。やっぱり男は身長も高くないと。」

蠍「おい、今遠まわしに俺のことチビっつってけなしたよな?」

鬼「してませんしてません。」

デ「身長もか…じゃあ飛段はどうなんだよ。
アイツも身長高くてほどよいエロさもあるだろなんか。」

鬼「あー、あの人はだめですねぇ。
確かに身長も高いしエロさもあるんですが、何よりバカですから彼。
女性はバカな男になんて興味わきませんよ。」

デ「何旦那。女性心理学者?キモ。」

鬼「ちょっ、キモってなんですかキモって。」

蠍「まーまーまー。
悪い俺、結論でちゃった。」

デ「お、マジでか旦那!!」

鬼「え?その結論って何です?」

蠍「ズバリだ。引き立て役。」

デ「おーッ!!」

鬼「…。」

蠍「それは古代から伝わる法則なんだけどな、
イケメンとブサイクが並んでいたらイケメンが際だって見えるというヤツだ。
で、その法則にピッタリ当てはまるのが動物コンビと不死コンビ。
だが不死コンビに関しては片方はバカだし片方はもしかしたらイケメンなんじゃないかという疑惑で例外となる。
よって、残された動物コンビが…」

鬼「ちょっと待って下さい?」

蠍「何だよあんた。せっかく説明してやってんのに。」

鬼「あの…つまり、私はブサイクってことですか?」

蠍「誰もそんな事言ってない。」

デ「自意識過剰すぎるぜ?鬼鮫の旦那。」

鬼「なら…いいんですが…。」

蠍「あぁ、でもブサイクとは言ってないがイタチの引き立て役だとは言おうとした。」

鬼「…人の心に深い傷を…。」




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

鬼鮫の奴、いつかアニメで言ってた気がする。
I am 引き立て役って。

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