The Union 忍
□チョコの行方
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高1ー1。
このクラスには、1人のメチャモテ美男子が存在した。
出席番号五番、うちはサスケである。
そんな彼の話をしているのは
生まれてこの方お母さん以外の女性からチョコを貰ったことのない冴えていない男子たち数名。
ナ「サスケって…ウザくね?」
チ「うん。
特にバレンタインの時なんかハンパなくウザイよね。」
キ「わかるぜ?その気持ち。
なんでもあの野郎…バレンタインの時、女子からチョコめっちゃもらうじゃん?その時の顔な!!」
ナ「あ、ウザいよなー!!」
チ「わざわざ僕たちの方見て、『フン。』とか言ってくるの。」
キ「そうそうそう!!超ムカつく!!」
ナ「パンチ喰らわしたくなるってばよ!!」
チ「しかもさ、知ってる?」
キ「何だ?」
チ「アイツさ、実は甘いの苦手じゃん。でも彼のお兄さんは甘党だから、女の子から貰った貴重なチョコ、全部お兄さんの方にまわしちゃってるんだって。」
ナ「あ、知ってるー!!
それ、超罪深い行為だよな!!」
キ「女子の気持ちを踏みにじってやがる…!!」
チ「うん。許せないよね…。
甘いの苦手なのはまぁ、しょうがないけど、何でお兄さんにパスするのって話。僕にまわせよバカ。」
ナ「そっち!?」
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どこまでもお菓子好きなポッチャリンでした。
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