The Union 忍
□ドラマチックサンデー
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木ノ葉学園高校、教員室。
今はお昼休みの時間帯。
いつも通り、平和な昼だと思いきや、
今日はそうではなかった。
ガ「大変だァァ!!」
高校三年一組担任、マイト・ガイ教員が突然席から立ち上がり雄叫びを上げた。
紅「うるさいですよ。
一体どうしたって言うんですか。」
ガイのうるささに顔を歪ませるのは高校一年二組担任の夕日紅。
ガ「ちょっと!!紅先生!!
あなたはなんでそういつも冷静でいられるのです!!」
紅「焦ったって、いいことなんかありません。」
ガ「でしょうけど…!!」
と、そこに先生方の間で美人と評判のある女性がズカズカと教員室に入ってきた。
綱「おい!!アイツはまだきていないのか!!」
この学園の校長、綱手である。
彼女の後ろには、生活指導部部長のシズネがくっついている。
シ「今日は午後から授業参観なんですよ…!?」
綱「そうだ!!午後からこの高校を受験するかもしれない中学生やその親がわざわざうちの授業を見に来るという大事な日なのに、
はたけカカシは一体何をやっている!!」
そう、綱手校長の怒りの矛先は、
今朝からこの高校に姿を見せていない高校一年一組担任のはたけカカシだった。
彼は今日、無断欠勤を犯していたのだ。
綱「朝からまったく連絡がないじゃないか…!!」
イ「すみません…!!
さっきからずっと携帯や自宅に電話しているのですが、向こうがでてくれなくて…!!」
綱手のイライラをなんとか収めようと、講師のイルカ先生が受話器を片手に早口で言う。
綱「くっそ!!何をやっているんだあの野郎!!」
綱手はカカシのデスクを思い切り叩いた。
若干ひび割れるデスク。
ヤ「…そう言えば、
教師の不登校って、聞いたことあります?」
ペン回しにチャレンジしながら高校一年三組担任のヤマトがそうボソッと呟いた。
綱「何…?」
それを聞いた校長の顔色が一気に変わる。
ガ「はー!?あいつが不登校!?
ありえる!!」
紅「ありえるんだ…。」
ア「あー、そういやカカシのクラス、うるせーもんなぁ…。」
高校二年一組担任の猿飛アスマはタバコを吸うジェスチャーをしながら言った。
シ「わかります。
特にうずまきナルトと犬塚キバが先頭になって騒いでますよね。」
イ「はい。
でも裏で騒げって指示しているのはあのうちはサスケですよきっと。
私、この前そこで授業してて彼がナルトに消しゴム投げてるの目撃しましたから。」
紅「なめられたものね…。」
ヤ「ホントですよまったく。
あの問題児め…。」
ア「だったら、カカシが逃げ出したくなるのも無理はないな。」
綱「だからって、授業参観の日に逃げ出さなくてもいいだろうが!!」
ガ「そうです!!俺も校長と同意見です!!ったくあの臆病者め!!」
ヤ「あの、僕彼の家まで行って説得してきましょうか…?」
綱「だめだ!!お前は授業があるだろう!!
私が行く!!」
シ「でしたら私もお供します!!」
綱「ひとりで十分だ!!
あのカカシめぇ…辞職届なんて出してたら、命はないと思え…?」
校長は鬼のような顔をして自分の指をバキバキとならす。
ア「おっかねぇ…。」
そんな校長の様子を見たアスマは
彼女に聞こえないようにボソッと呟いた。
と、突然教員室の扉がガラガラと開く音がする。
何事かとそちらをいっせいに振り向く教職員一同。
カ「いやー、遅れてごめんなさいね(笑)寝坊しちゃってw
…あ、俺の机にひびが入ってる…。ひどいなぁ、誰?こんなことしたの。」
軽快な足取りで教員室に入ってきたのは、
今さっき教職員たちの間で話題沸騰だったはたけカカシ。
かれは校長が作ったひびを指でなぞりながらも
ま、どうでもいいやという感じで気にせず席にドサッと腰掛ける。
「…。」
教員たちは彼の堂々たる振る舞いにもう開いた口が塞がらない。
校長も殴ることをすっかり忘れているようだ。
カ「…あれ?どうしたの皆さん。
唖然としちゃって…。」
カカシはそんな彼らの様子を見て、軽い感じでどうしたのかと問いた。
ガ「どうしたもこうもない…」
カカシの問いに重い雰囲気で口を開いたのはガイ。
カ「…?」
ガ「昼まで寝坊って、どんだけ睡眠とれたんだお前は!!羨ましい!!」
ガイは近くにあった高校一年一組の主席簿を手に取ると、
カカシに勢い良く投げつけた。
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最後の終わり方微妙でごめんなさい…。
ドラマ「スクール!!」第四話のパロ的感じです。(笑)
大橋先生…!!←
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