IS〜インフィニット・ストラトス〜

□第0章
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そこは真暗な部屋



ただ普通と違うのは、床を無数のケーブルが木の根っこみたいに張り巡らされていること




『……ぅん……』




そんな部屋の一角にあるベットの上で1人の少年が目を覚まし




『……ここは、何処だ?俺は―――』




辺りを見回すが部屋が真暗なこともあり、目のなれていない少年には



ここが何処で何なのかすら分からない



その為に少年はその日、起こった事を思い出して行く




『確か……一夏の奴と途中で別れて―――』




そして思い出して行くにつれて甦ってくる記憶と少年の身に起こった出来事




『束さんから携帯に着信があったんだよな……
それに俺は出た―――』




そこでふと少年は考え込む



少年が携帯の通話ボタンを押して




【はーい、みんなのアイドル・篠ノ之束ここに―――】




といつもの調子で電話先から声が聞こえて来た




『そうだ……それで俺は束さんの言う通りに空地まで誘導されて―――』




“空中から降って来た何かに……”



“捕まった”



そこで少年の記憶は途切れていたのだが



記憶が途切れる直前に少年がよく知る女性の




【こうくんを確保ッ!!逃げるが勝ち】




という声が聞こえたのを思い出した



そしてそれを少年が思い出すと同時に眩しい光が真暗な部屋に指し込み少年は目を瞑った
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