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□斃れ壊れる
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眞紅の血が流れ、漆黒の地を塗らす。
無残な骸がそこかしこに倒れ、彼等を見つめていた。
障気を吸い込んだ肺が痛いのではなく、ましてや打ち身や打撲の箇所が痛いのではない。
心が痛い。
刺さる視線が冷たい灼熱の熱線となり、身体を打ち抜く。
「どう、して…」
誰も分かってくれない。
理解してくれない。
ルークの搾り出すような声に誰も振り向こうとはしない。静かな慟哭と彼の中で何かが崩れ行く音は誰の耳にも届かなかった。
***
途中で壊れる設定のスレルー君in序章
(アクゼリュス跡地でのこと)