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□かゆきさんへの捧げ物
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赤黒羽翼のかゆきさんへの捧げ物です

!注意点!

スレルーク
病みアッシュ(黒ではない)
エロ有
カニバ有
流血表現有
幸せ?
ナニソレオイシイノ?

そんな話です。
かなり特殊趣向なのでお読みになった後、ご気分が悪くなられても、当方は責任を一切取りません

それでも宜しければレッツスクロール





































































 捕えたと思っていた。
アレは俺自身であり、一部なのだ。それが俺の知らぬところで外を歩き、飯を食い、血を流し、涙を流しているなど虫唾が走った。

気味が悪いのだ。まるで己の利き腕が勝手に動いている様な、そんな怖気を抱くような感覚。

だから、俺はアレを捕まえ閉じ込めた。

そうしていればアレは俺の知らぬ場所に行くことはないと思っていた。


しかし、それは違っていた。
肉体はそこにあるが、アレの精神(こころ)は捕えきれていない。アレが唯一関心を持っているのは世界への復讐。そう、俺には全く向いていないのだ。

アレが関心を抱き、目標としている事は俺と同じだ。

やはりアレは俺の一部、俺自身なのだ。

だが、同時にアレの中にあるのは自身を捨てた世界だけということも解かった。俺自身には全く関心が無い。アレにとって俺はただの一個体、被験者の中の一人という位だろうか。そんな蔑む目で時折俺を見上げる。
もどかしい。
許せない。
俺と全く同じでないアレが、そして俺に一切の関心を抱かないアレが



「…気に食わねぇ」




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