ふしぎサスペンス劇場

□心のつながり
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ここは警視庁刑事部捜査一課、人々の生活を守るため、日夜悪と戦っている・・・

柳「星宿警部、お茶がはいりました♪」

星「いつもありがとう」

お茶を淹れてきたのは柳宿刑事(通称・オカマデカ)
見た目は女性そのものだが、れっきとした男である。
優雅にお茶をのんでいるのは星宿警部(通称・デンカ)
警視総監を父に持ち、将来を約束された身である。

翼「なぁ、柳宿。たまには俺らにも茶淹れたってくれへん?」

鬼「そうだぜ、いっつも星宿警部ばっか」

関西弁でガラが悪いのは翼宿刑事(通称・キバデカ)
元ヤンキーの変わった刑事である。
一方、見た目はかっこいいのだが、どこか不運そうなのが鬼宿刑事(通称・ドケチデカ)
交通課の婦警、美朱との間に4人の子供がいる。


柳「いやよ、飲みたいんなら、自分たちで淹れなさいよ」

翼「チッ!これだからオカマは・・・」

言い終わらないうちに翼宿刑事は柳宿刑事に殴られた。
(ちなみに柳宿刑事は「怪力デカ」というあだ名もある)

鬼「それにしても、今日は暇だなぁ。なんか事件の一つでもあればいいのに」

星「鬼宿刑事!何を言っておる。事件など、ない方が良いではないか」

と、言っていた矢先に所轄からの連絡が入る。

《事件があったのは3日前。
被害者は田中久子、56歳女性。古びたアパートの管理人をしている。
深夜2時の就寝中、頭部を鈍器で殴られており、
3日間生死の境をさまよったが治療の甲斐なく先ほど死亡。
殺人事件となったので捜査一課が捜査にあたることになった。》

星「そうか、分かった…。柳宿、行くぞ!!」

柳「はい!」

受話器を置いた星宿は柳宿に声をかけるやいなや、スーツの上着(刑事とは思えぬブランド物)をはおり、飛び出して行った。
呼ばれた柳宿も上着(こちらは、刑事とは思えぬ派手なスーツ)を持って、星宿の後を追った。
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