Short Story

□青い空
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俺は軍のとある一室にいる。

軍に入ってからずっといる。



俺は上の奴らから頼まれたものを造るだけ。

感情を殺して、機械のように造る。



昔見た青い空はどんな風だっただろうか…。



+・+・+・+・+・+・+




私は少佐の部下になって、一度も少佐が外に出たのを見たことがない。

何故、少佐は外に出ないんだろう。


見上げると一面に広がる青い空…
これは夢と希望を与えてくれるのに。


この綺麗な空を少佐に見せてあげたい。

あんな機械ばかりの薄暗い部屋から連れ出してやりたい。


なんせ、少佐はまだ子供なのだから。



+・+・+・+・+・+・+



ガルルが外に行こうと言い出した。

もちろん俺は断った。


俺には夢や希望なんていらない。

ただ、兵器を造るために生きているようなものだから。



そんなものがあったら

自分を見失いそうで

怖いんだ。



だから俺は外に出ない。

ずっと篭の鳥でいいよ。




end
+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+

初短編。
クルル少佐+ガルル伍長。

クルルが引きこもり。


その後、篭の鳥が嫌になって悪戯をする。
そして、曹長になってケロロ達に出会って変わってく…みたいな。


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