Short Story
□突然の訪問!?
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ある一つの宇宙船がポコペンへ降り立った。
【育成軍団 突然の訪問!? であります】
「おじさま!やって来た宇宙船はケロン軍のものです!」
「ゲロー!?」
「またガルルか!?」
「違うみたいだぜぇ。」
うろたえるケロロ達。
「ど、どうしよう!侵略全然進んでないでありますよー!」
「こうなったら、迎え撃つのみ!」
ギロロが基地を飛び出す。
「あ、ギロロ!」
「僕たちも行くですぅ!」
「お、おうよ!って、なんで我が輩仕切られてんの?」
タママとケロロも続く。
宇宙船は日向家上空へ…
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庭では、夏美と冬樹が宇宙船を見ていた。
「なんなのよ〜あれ!」
「まさか、また伍長のお兄さん!?」
脳裏に浮かぶは、ガルル小隊との戦い…
「無事か!夏美!」
「ギロロ!なんなのあれ!」
「分からん。ガルルではないことは確かだ。」
いつのまにか、庭にはケロロとタママも来ていた。
その時、宇宙船のハッチが開いて、一人のケロン人が降りてきた。
「あれは…!」
驚愕するケロロ。
「ミネネ少佐…!?ということは、」
「ミネネ少佐だと!?」
「誰ですぅ?ミネネ少佐って。」
『始めまして、ケロロ軍曹。それと、その部下の方々。我はミネネと言います。階級は少佐です。』
敬礼をするミネネ。
ケロロ達も遅れて敬礼をする。
「は、始めましてであります!我が輩、ケロロ軍曹であります。」
「ギ、ギロロ伍長です。」
「タママ二等兵ですぅ。」
『よろしくね。あ、それとそんなに畏まらなくていいからね。我がここに来た理由はわかるかい?』
「あの、もしかして我が小隊の見学でありますか?」
ケロロが恐る恐る聞く。
『その通り。』
「見学ってどういうことですかぁ?」
「ちょっとタママ二等!話の腰を折らないで!」
『あぁ、説明しよう。我は「育成軍団」というものを作っていてね、そこでは定期的に戦線にいる小隊に見学をしに行くという、ちょっと危険なイベントがあるんだよ。で今回、このケロロ小隊が選ばれたという訳なんだ。』
説明し終えると、ミネネは宇宙船のハッチをリモコンで開けた。
『おい、ミネネ。ハッチを開けるのが遅いぞ。』
『ごめんね、トララ。』
「ト、トララさん!」
驚くギロロ。
『おお!久しぶりじゃな、ギロロ。元気にしとったか。』
「トララ中尉殿まで!」
『このまま、挨拶ばかりだと事が進まないので、そろそろこの子達を紹介していいですか?』
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