黄色い彼女

□04
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その頃、地上――日向家では、

「あのボケガエル!また家事当番さぼって…!」

「姉ちゃん、庭に…」

「庭?庭がどうしたの?」

「伍長のお兄さんの宇宙船があるんだ」

「え…じゃあ今、来てるんだ」

「ねぇ、行ってみようよ」

二人は地下秘密基地へ向かった。
秘密基地に下りると、カレーの匂いがした。

「カレーを作ってるのかな?」

「なんでカレーなの」

指令室に入ると、10人の人間が仲良く(?)カレーを作っていた。

「あ、冬樹殿夏美殿お帰りなさいであります!」

緑色の髪の人間は手を振り、

「な、夏美…!」

赤い髪の人間は赤面し、

「あ!フッキーとナッチーもカレー作り手伝うですぅ!」

黒髪の人間はニコッと笑い、

「久しぶりだね、日向冬樹君、夏美君」

紫色の髪の人間は二人に近づいた。

「え…ボケガエル達なの?」

「軍曹達も地球人になったんだね!」

「そうであります!」

「あれ?曹長は?ドロロもいないし。」

「材料が足りなくなったから、ドロロ先輩の菜園に取りに行ったですぅ」

「しかし、地球人になると凄いでありますなぁ。今まで見上げていた夏美殿や冬樹殿を見下ろせるのでありますからなぁ」

ニヤニヤと笑うケロロ。

「僕はフッキーと同じくらいですぅ」

ピョンピョン跳びはねながら言うタママ。

「ど、どうだ?地球人の俺達は?」
ケロロより背の高いギロロ。

「なんか皆、かっこいいね。でも、髪の色が派手だから外にはあんまり出ないほうがいいかも」

「というか、いつ元に戻るの?」

「ゲロー、それが明日の昼頃まで戻れないんでありますよ」

「じゃあ、晩御飯や寝床はどうするのよ」

後ろのドアが開いて、誰かが入ってきた。

「追加の野菜、持って来たでござるよ」

『重い…』


腕一杯の野菜を持って来たドロロとクルル。

「と、まぁ晩御飯は今、皆で作ってるでありますよ。寝床も問題無いであります」

「なら、いいわ。それと、ボケガエル。家事当番サボったでしょ」

「あ」

夏美の拳がケロロの腹に食い込む。

「ゲロ…鳩尾…」

「何これ硬…」

『隊長達は一応軍人だからなぁ。地球の軍人と似たような体格になるよう設定してあるから一応腹筋はあるぜぇ』

「そ、そうでありますか」

『訓練を怠ってない先輩やガキは凄いんじゃねぇの?クークックックッ。因みに、俺は腹筋無いんで』

そしていつの間にか体格についての会話に変わった。
晩御飯作りに専念してるのはガルル小隊だけ。

そして、何事もなく一日を終えた。
翌朝、いつの間にか体が戻っていて昼頃ガルル小隊はケロン星へ帰って行った。




#4 end
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このままだと長くなりそうだったんで、無理矢理まとめました。
ガルル小隊がガルルしか出てない(笑)
ゾルル空気www



.加筆修正 2010/12/19
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