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【へ】 5件

【平気の平左衛門 (へいきのへえざえもん)】
(慣用句)
平気であることを人名らしく言った語。


【蛇の目を灰汁で洗ったよう (へびのめをあくであらったよう)】
(慣用句)
眼光のきわめて鋭いことの形容。また、物事を明白にするさま。


【べそをかく (べそをかく)】
泣き出しそうな顔をする。
(口で)貝を作る。


【べらんめえ口調 (べらんめえくちょう)】
江戸の下町で、主に職人などの間に用いられた威勢のいい荒っぽい口調。べらんめえ調。べらんめえ言葉。

江戸言葉は、江戸時代の江戸における町人(庶民)言葉にルーツを持つ言葉である。
東京が「江戸」と呼ばれた江戸時代に成立したため、東京ではなく「江戸」の名を冠する。
山の手言葉は武家言葉にルーツを持つ言葉で、発音や語彙などの点で互いに違いがある。
江戸言葉の内部においても、階層や職種によって細かな言い回しの違いがあり、例えば職人社会では「べらんめえ調」を盛んに用いたのに対し、商人社会では「べらんめえ調」は丁寧さに欠けるとしてあまり用いなかった。
各地の方言と同様、江戸言葉も学校教育やマスメディアの影響で廃れつつあり、現在その特徴をはっきり残すのは、昭和中期までに生まれた下町出身者を中心とする一部の話者のみである。


【べんちゃら (べんちゃら)】
 べんちゃらとは、お世辞をいうこと。口先だけで心無い言葉(お世辞・社交辞令)を言うこと。
 べんちゃらはもともと京都の祇園言葉であったものが全国的に普及。弁茶羅とも書く。また、会話の中ではおべんちゃらと「お」を付けることも多い。
 平成になると、ベンチャー企業に掛けた「べんちゃら企業」という言葉も使われる。銀行や大手企業に媚ばかり売っている中小企業がこれにあたる。



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