BL

□ずっと側。
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三国蘭子の件があり、
あいつのメンタルは崩れかけていた

自分のせいで
皆に迷惑をかけている、と。




こういうときにあいつを支えるのは俺なはずなのに
実際サポートしているのは
犬マンとか、憂也さんだ。


なんなんだろ、俺。


自分が情けなくて、
悔しくて、
嫉妬して
惨めで。

そんな自分とサヨナラして
あいつの1番頼れるひとになる



そのための、今日だ。



「吉男」

シャワーから上がってきた吉男に声をかける

「あ、樹さん」

「…体調とか、大丈夫か」

「元気っすよ?」

「ああ、そう。」

「…どうしたんすか?」

「…早く着替えろ。ついて来い」



そういって
俺は自分の家へ向かった



途中に聞こえる、
どこいくんですか、とか
待ってください、とか
無視した。



「…上がれ」

「い、樹さんちですか!」

「それ以外どこがあんだよ」

「うわ、緊張するー!!!」



吉男はそわそわしながら
遊園地にきた小学生みたいにはしゃいでいる。

辛いのに。
無理矢理笑ってんのか?



「そこ、座れよ」

「え、ベッドっすか?」

「んなわけねーだろ!ソファだよ」

「えー、」

「ふざけんな、」

「…はい、」

「ふざけんな…」

「…樹さん?」



もう、

自分が泣きたいくらい。
自分が思っていることを口に出して言えない。

なんで
俺は意気地無しなんだ



「俺のこと…心配してくれたりしてるんすか?」

「え?」

「いやぁなんとなく」

「…お前が心配すぎて…自分が壊れそうなんだよ」

「へ?」

「頼れるのは犬マンとか憂也さんで、結局お前を支えてるのも犬マンとか憂也さんで、俺はお前の何なんだよって、俺はお前に何をしてあげられたんだよって、毎日毎日悩んでは落ち込んで…っ!」



俺の話がおわるまえに
吉男はキスで口を塞いだ



「…ほんと、好きです」

「…は?//」

「樹さんが、好きです、、」

「そういう話をしてるんじゃ…」

「クールに振る舞うくせに、俺のことすんごい考えててくれて、そのうえ努力しようと必死になって…可愛すぎるんですよ」

「俺は真面目に…!//」

「わかってます。俺たしかに、犬マンさんとか、憂也さんに頼るときだってあるけど、言葉にだして頼らなくたって、俺は樹さんの隣にいれるだけで十分支えられてますよ」



笑顔を見せる
笑顔だが、
心は笑ってないんじゃないか



「そうやって、強がって、無理矢理笑顔を作られるのが嫌なんだよ」

「え?」



だめだ
これじゃぁ吉男を責める形にしかなってない


あぁ、俺ってダメだ、、、



「…ごめん。」



水でも飲もうと、冷蔵庫に向かったときだった

うしろから抱き着かれた



俺の肩に冷たいものが伝う



「…吉男?」

「…樹さんの隣なら、笑っていられるんです。俺辛くても、樹さんがいるから今までやってこれました。辛いけど、こうやっていれれば、、、だから、、」



泣かせたのか、俺?



「だから……一生のお願いなんですけど……」

「…なに?」

「……ずっと、俺の側に…いてください」




なんだこれ、
プロポーズかよ


…なんだっていい
いつの間にか心が晴れていた



「俺はずっと、吉男の側にいるよ」


深くて、
優しいキスをした

もう大丈夫だ。





そのまま。
抱き合ったまま
二人は暖かい朝を迎えた。






END


わ、なぞい!
駄作だっっ
ごめんなさいスルー作品で。
お願いします。

ごめんなさい。
さようなら…(泣)

あの、もっと
楽しい作品つくりますから
待っててくらさい!

ありがとうございました!
 

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