立海小説

□紫苑の光
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「のぅ、柳生」
「何ですか?」






紫苑の光

ある日のお昼休み仁王君からの電信文書があり、呼び出された場所に行ったのですが・・・

「仁王君・・・居ないですね・・」
≪昼休み、屋上に来てくれん?≫
そう呼び出したのは仁王君なのにいないだなんて

「教室に・・・戻りましょうかね・・・」
戻ろうとしたときに
「や、柳生・・・すまんのぅ、遅れてしもうた」

「ぁ、いいえ、私こそすみませんいま教室に戻ろうとしていたのですよ」
「あ、そうなん。ならお互い様じゃの」
そうですねと返事をして
仁王君に何故呼び出したのかを聞いてみた
「ぁ、あの・・・なぜ急に電信文書を?教室は近いじゃないですか?」
「電信文書じゃなくてメールじゃき、
その・・・教室じゃ言いにくいし面倒だったからメールを送ったんよ」
「そういうことだったんですか(納得)・・でも・・・そろそろ休み時間が終わってしまいますけど・・・」
「柳生、5時間目って何ね?」
「社会ですあ、ちなみに歴史です」
「よし5時間目はサボろう」
「え?いや、駄目ですよ仁王君」
「社会の歴史は真田の得意科目じゃろだから後で幸村通して頼んどく」
「で、でも・・・」
「だいじょうぶじゃって俺が信じられんか?ダブルスパートナーとしての話なんやけど・・・駄目か??」

・・・・・
どうしましょう・・・授業を選ぶか・・部活を選ぶか・・・うーん・・・

「分かりました、ただし今日だけですよ」
「やっぱり柳生は優しかね」
「そんなことは・・・無いですよ」
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