短編
□年越しぴったりのキス。
1ページ/1ページ
12月30日、午後11:30
私は彼氏の真一くんと今を過ごしている。
琴吹『あと…30分……!』
半田「あぁ…今年は色々あったな。」
琴吹『うん…。』
半田「寒くないか?」
琴吹『大丈ー夫。真一くんと手、繋いでる限り…。』
そう、自分たちは、外にいる。
30分前、もう寝ようかと思っていた時、携帯の電話の着信音が鳴った。
電話の相手は真一くんだった。
電話に出たら、
「今、の家の外にいる。一緒に年越し過ごさないか?」
と真一くんが言った。
此を聞いて"NO、"と言う答えを出すわけがない。
急いで着替えて、真一くんの元へ行った。
手を繋ぎながら、その辺りを散歩し………………、
そして今に至る。
他愛のない話で盛り上がり………
午後11:59
琴吹『…後一分…!』
半田「早く祝おーぜ。一分なんて待ち遠しいさっ。」
真一くんの言う通りかもしれない…。
でも、中途半端だなあ…それが真一くんなのかな?←私は思った。
琴吹『…明けましておめでとうございます。真一くん。今年もよろしくお願いしますっ!』
一分経ったかな…?
未だっぽい…。
半田「んっ…明けましておめでと、」
ちゅっ…
1月1日、午前0:00
私たちがぴったりにキスしたことは誰も知らない。
年越しぴったりのキス。