*10000打記念小説*
□white day
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今日は3月14日
そう、先月の14日からひと月経った今日はホワイトディ
つまり、バレンタインのお返しをする日である
さて、元さくら組の恋人達は先月のお返しにどんな物を贈るのだろう――?
一番最初に動きを見せたのはバレンタインでも一番最初に動きを見せたこの一組
就「おはようチカ、これは先月のお返しぞ」
親「はよ元就、ありがとな//」
朝の挨拶をすると元就はさっそくお返しを渡した
就「礼には及ばぬ、それよりも開けてみよ」
親「おぅ、………これって、簪…?」
元親が小さな長方形の檜の箱を開けると一輪の簪が入っていたのだ
就「チカに合う物を探していたら見付けたのだ、綺麗であろう?」
元就が言うように、その簪は元親の銀髪に映える薄紫色をして桜を模した飾りが静かに座しており動く度にシャラッと涼やかな音を響かせる造りの物だった
親「…//ありがと、元就//今度着物着る時つけるから……///」
根が可愛い物好きな姫の時と変わらない元親はとても嬉しそうに簪を持って小さな声でそう言った
就「楽しみにしておるぞ、姫」
親「ん…///」
二人はその会話を最後に手を繋いで静かに学校へと向かった
さて、ところ変わってこちらはテニス部部室
先月結局亮からバレンタインを貰えなかった鳳は――
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